2017 Fiscal Year Annual Research Report
Identification of labor-onset related mRNA/microRNA and its clinical significance
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15K10677
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| Research Institution | Nagasaki University |
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Principal Investigator |
三浦 生子 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 客員研究員 (00404301)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三浦 清徳 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (00363490)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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| Keywords | 陣痛 / microRNA / mRNA / 母体血漿 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
1）陣痛と関連するエピゲノム変化の同定：エピジェネチックな遺伝子制御を受けているC19MC microRNAのうち、母体血漿中cell-free miR-518b循環量は羊水穿刺前後で有意に減少していたので、母体血漿中C19MC microRNA循環量は子宮への負荷を反映する分子マーカーと推察された。
2）母体血漿中における妊娠関連microRNA基準値の決定：正常妊婦145例（妊娠12週:24例、妊娠23週:26例、妊娠30週:31例、妊娠36週:32例および産褥1日：32例）を対象とし、妊娠経過に伴う妊娠関連microRNAの基準値を求めた。妊娠関連microRNAは対数表記し、妊娠週数に対するmicroRNAの回帰式を求めた。本研究における基準値は、各妊娠週数におけるmicroRNA量の2.5％tileを下限、97.5％tileを上限とした。各妊娠週数の妊娠関連microRNAは正規分布し、妊娠週数に対するmicroRNAの予測値は一次関数で表すことができた（miR-515-3p;Y=0.015×X-2.53, p=0.0466、miR-517a; Y=0.016×X-1.13, p=0.0051、miR-517c; Y=0.016×X-1.59, p=0.0049、miR-518b; Y=0.015×X-1.13, p=0.0002、linear regression analysis）。母体血漿中の妊娠関連microRNA（miR-515-3p、miR-517a、miR-517cおよびmiR-518b）循環量は妊娠経過に伴って増加し、産褥一日で有意に低下した（p<0.0001, t-test）。
今後は、母体血漿中C19MC microRNA循環量の基準値を用いて陣痛発来の有無を推定することができないか検討する予定である。
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