2017 Fiscal Year Research-status Report
嗅覚神経細胞への特異的分化を目的とした選択的細胞移植法の確立
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15K10783
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
高原 潤子 岡山大学, 医学部, 技術専門職員 (80448224)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西崎 和則 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (90180603)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 移植・再生医療 / 細胞・組織 / 脳・神経 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度の研究では、10月に育児休暇から復帰し、細胞の単離等に関する実験方法の再検討及び準備を行った。 実験方法の再検討では、出産を経て仕事と育児の両立をしていくこととなり、限られた時間の中で、どのように研究を進めていくのかについて検討を行った。細胞単離の実験では、マウス大腿骨・頸骨から骨髄細胞を採取し、間葉系幹細胞等をフローサイトメトリーによりソーティングし、培養をして増殖させる予定であった。しかしながら、間葉系幹細胞等といった非常に存在頻度の低い細胞を、様々な細胞が存在する集団から生きたままソーティングするには熟練した技術力が必要であり、時間を要する。これまでの実験では、コラゲナーゼ処理の方法を改善することで骨髄細胞の収量を上げることはできたが、全体の収量としてはまだ少なく、間葉系幹細胞を単離できるまでには至っていない。そこで、今後の細胞単離では、予め磁気細胞分離法を用いて不要な細胞を出来る限り除去し、目的の細胞の存在頻度を高くしておいてからソーティングする。このようにすることで、技術力を要因とする細胞の喪失をカバーできるのではないかと考えられる。 また、本研究では、RFPマウスとGFPマウスの2種類の蛍光マウスを用いて幹細胞の動向解析を行う予定であった。しかしながら、経済的な面からRFPマウスの購入は難しいため、GFPマウスと野生型マウスを用いて本研究を遂行していくことにした。 これらの変更は、本研究の目的に影響を及ぼすことはない。 実験の準備では、実験が再開できるように実験環境や試薬等の準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
出産に伴い、産休・育休を取得していたため。
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Strategy for Future Research Activity |
仕事と育児の両立に伴い、限られた時間の中で研究を遂行できるように実験方法について再検討した。今後は再検討した方法で進めて行く。 また、経済的な面からRFPマウスの購入は難しいため、GFPマウスと野生型マウスを用いて実験を進めて行く。
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Causes of Carryover |
(次年度使用額が生じた理由) 産休・育休取得に伴い、実験を中断していたため。 (使用計画) 実験を進めて行く上で必要な試薬等の購入に使用する。
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