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2019 Fiscal Year Annual Research Report

Establishment of selective cell transplantation for specific differentiation into olfactory sensory neurons

Research Project

Project/Area Number 15K10783
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

高原 潤子  岡山大学, 医学部, 技術専門職員 (80448224)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西崎 和則  岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (90180603)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2020-03-31
Keywords細胞・組織
Outline of Annual Research Achievements

本年度の研究では、マウス骨髄組織より間葉系幹細胞等の採取・培養を行い、経時的観察を行った。続いて、間葉系幹細胞特異的マーカーを用いた免疫細胞染色を行い、各経時的段階の培養細胞中における間葉系幹細胞の存在頻度について検討した。
マウス骨髄組織からの細胞採取には磁気細胞分離法を用いた。EasySep Magnet及び間葉系幹細胞/間葉系前駆細胞(Mesenchymal Stem/Progenitor Cells)分離キット用い、回収した骨髄細胞から間葉系幹細胞等をネガティブ分離した。次に分離した細胞を培養し、7~230日後辺りまでの経時的観察を行った。続いて、間葉系幹細胞特異的マーカー(CD73)を用いて、各経時的段階における培養細胞の免疫細胞染色を行った。
長期間に渡る経時的観察の結果、培養開始から14日後には小さな細胞集団が観察され、経時的に集団は大きくなり増殖していた。また、30日後辺りから扁平様の大きな細胞が観察されるようになり、180日後辺りまで散見された。200日後辺りから増殖速度が顕著に大きくなった。免疫細胞染色では、培養から60~270日後の細胞について行ったが、いずれの経時的段階においてもCD73陽性細胞は観察されなかった。これらの結果から、培養から30日後辺りで細胞の老化、200日後辺りからは繊維芽細胞の増殖が示唆された。
これまでの結果から、本研究で用いた磁気細胞分離法は比較的簡便な方法のため導入しやすいという利点があった。しかしながら、組織からの細胞採取時に使用するだけでは間葉系幹細胞の単離・培養は難しいため、分離操作の回数を増やす等といった純度を上げる必要性が出てくることが示唆された。

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Published: 2021-01-27  

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