2017 Fiscal Year Research-status Report
炎症性がん微小環境を考慮した樹状細胞による頭頸部がん免疫化学療法の新規開発
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15K10806
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
増山 敬祐 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (30181663)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 裕貴 山梨大学, 大学院総合研究部, 助教 (40568250) [Withdrawn]
五十嵐 賢 山梨大学, 大学院総合研究部, 診療助教 (10597016)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 樹状細胞 / 低用量抗がん剤 |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度の研究は主に、頭頸部扁平上皮癌細胞株とヒト樹状細胞を用いたin vitroの実験を行った。低用量ドセタキセル上清で培養した樹状細胞の生存率の上昇とIL-12pメッセンジャーRNAおよびサイトカインの上昇を認めた。このin vitroでの成果を治験結果とともに論文投稿し受理された(Establishment of Synergistic Chemoimmunotherapy for Head and Neck Cancer Using Peritumoral Immature Dendritic Cell Injections and Low-Dose Chemotherapies. Transl Oncol. 2018 Feb;11(1):132-139.)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ここまで主にin vitroでえられた結果をさらに検証するために頭頸部扁平上皮癌マウスモデルを用いて抗腫瘍効果をみることを検討しているが、マウス頭頸部扁平上皮癌株の準備が未であるため。
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Strategy for Future Research Activity |
頭頸部扁平上皮癌株は海外の施設からMOC1、MOC2を入手する予定で、現在手続きを済ませてある。入手次第、頭頸部扁平上皮癌マウスモデルを作成し、in vivoでドセタキセル容量依存性に血清IL-12pサイトカインや血中MDSC、局所の制御性T細胞など免疫学的パラメータが変動するかをみていきたいと考えている。
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Causes of Carryover |
(理由)今年度、頭頸部扁平上皮癌マウスモデルを作成し実験を行う予定であったが、マウス頭頸部扁平上皮癌株が準備できなかったため次年度使用額が生じてしまった。
(使用計画)次年度使用額については頭頸部扁平上皮癌マウスモデルが準備でき次第実験を行い、炎症性がん微小環境が樹状細胞などの免疫に与える影響を解析する予定である。
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Research Products
(1 results)