2015 Fiscal Year Research-status Report
頭頸部扁平上皮癌におけるリゾフォスファチジン酸受容体の発現解析
Project/Area Number |
15K10815
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
又吉 宣 琉球大学, 医学部附属病院, 助教 (60448587)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | リゾフォスファチジン酸 / LPA / 頭頸部癌 / オートタキシン / 酸性フォスファターゼ |
Outline of Annual Research Achievements |
予備実験において使用した細胞株以外の頭頸部癌細胞株を数種用い、conventional PCR、real-time PCRにてリゾフォスファチジン酸受容体4(LPA4)、オートタキシン(ATX)、酸性フォスファターゼ6(ACP6)の発現量に差異のあることを確かめた。現在、頭頸部癌症例のサンプリング、対照症例のサンプリングを行っている。またLPA1、LPA4、ATX、ACP6に対する免疫染色は実験条件を調整中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
頭頸部癌症例、対照症例のサンプリングを行っており、mRNA量の解析数を今後増やしていく予定である。免疫染色に関してはタンパク発現量が低く、実験条件の調整中である。各種増感法で発現が確認できない場合はin situ hybridization法を用いた解析を行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後も頭頸部癌症例、対照症例のサンプリングを行いながら、rel-time PCRによるmRNA発現量の解析、免疫染色またはin situ hybridization法による組織上での発現部位の解析を行う予定である。
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Causes of Carryover |
頭頸部癌症例、対照症例のmRNAの発現量解析は行っているが、免疫染色においては実験条件の調整中であり、解析が進んでいない状態である。実験条件が決定されれば随時、免疫染色も行っていく予定である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
免疫染色について実験条件の調整を行うため、各種増感法を行うための試薬購入やin situ hybridizationを行うための試薬を購入予定である。
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