2016 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
15K10899
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
高橋 秀徳 自治医科大学, 医学部, 講師 (10361479)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 淳 自治医科大学, 医学部, 講師 (10420944) [Withdrawn]
井上 裕治 自治医科大学, 医学部, 講師 (10436488)
川島 秀俊 自治医科大学, 医学部, 教授 (30169718)
富永 聡子 自治医科大学, 医学部, 助教 (50748093)
池袋 一典 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70251494)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 微量濃度迅速測定 / 血管内皮増殖因子 |
Outline of Annual Research Achievements |
眼内血管内皮増殖因子濃度の即時測定系の改良が臨床に有用な感度・速度を達成した事を論文報告した。Tsukakoshi K, Ikuta Y, Abe K, Yoshida W, Iida K, Ma Y, Nagasawa K, Sode K, Ikebukuro K., Structural regulation by a G-quadruplex ligand increases binding abilities of G-quadruplex-forming aptamers, Chem Commun (Camb). 2016, 52(85), 12646-12649.引き続きヒト眼房水での再現性検討を行っている。血管内皮増殖因子は先進国の後天性失明原因の過半を占める眼内血管新生の最重要因子であり、臨床の現場で測定できることで診断・治療に有用な情報を提供できる。しかし眼房水には様々な物質が存在して測定を阻害しており、再現性が得られなかった。そのため測定条件の検討に時間が掛かっている。そこで新たな血管内皮増殖因子測定法の改良を並行して進めている。また収集したサンプルを用いた臨床研究、Changes in Multiple Cytokine Concentrations in the Aqueous Humor of Neovascular Age-related Macular Degeneration After 2 Months of Ranibizumab TherapyとParadoxical Regulation of Inflammatory Cytokines in Aqueous Humour of Eyes with Acute and Chronic Retinal Vein Occlusionが査読中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通り眼内血管内皮増殖因子濃度の即時測定系のヒト眼房水での再現性検討を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
ヒト眼房水の採取はこれまで通り続け、症例数が集まって検討可能な項目が出来たらその都度検討する。測定系の改良もこれまで通り続ける。ヒト眼房水での再現性が確立できれば測定システムを試作するが、確立できるとは限らないのでその際は新たに改良された測定系で再現性検討をやり直す。
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Causes of Carryover |
眼内血管内皮増殖因子濃度の即時測定系の改良が臨床に有用な感度・速度を達成したが、眼房水には様々な物質が存在して測定を阻害しており、血管内皮増殖因子溶液を測定したのと同じ方法では再現性が得られなかった。そのため測定条件の検討に時間が掛かり、本年度使用ができなかった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
新たな血管内皮増殖因子測定法の改良を並行して進めており、測定条件の検討と合わせて次年度に使用する。
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Research Products
(1 results)