2015 Fiscal Year Research-status Report
生体内ダイレクト・リプログラミングを利用した血管付加脂肪組織の再生に関する研究
Project/Area Number |
15K10940
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
浜本 有祐 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (10380180)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 脂肪組織 / 再生医療 / ダイレクト・リプログラミング / チャンバー / 多血小板血漿 / bFGF / コラーゲンスポンジ / 徐放性 |
Outline of Annual Research Achievements |
実験動物:ウサギ、再生場:in vivo 多孔性chambervascular source: 既存の血管束、細胞外マトリックス:collagen sponge、成長因子:PRP & bFGF(徐放)を用いて脂肪組織の再生実験を行った。埋入4週、8週、12週群に分けてchamber内に再生された組織を採取し、組織成分別(血管束/脂肪組織、線維性組織、炎症性組織、低密度細胞組織)の再生組織量を計測した(ハイブリッドセルカウント機能、Bio Revo BZ-X700顕微鏡)。結果)経時的な組織像:4週から12週にかけて経時的に脂肪組織の量が増大した。脂肪組織は、血管束のある中央から末梢に進展して再生された。組織成分別再生組織量:4週では血管束/脂肪組織:0.44mL、線維性組織1.0mL、炎症性組織:0.56ml、低密度細胞組織:0.98mL。8週では血管束/脂肪組織:0.87mL、線維性組織0.43mL、炎症性組織:0.10ml、低密度細胞組織:0.46mLであった。12週では、血管束/脂肪組織:1.82mL、線維性組織0.32mL、炎症性組織:0.08ml、低密度細胞組織:0.06mLであった。4週から経時的に線維性組織、炎症性組織、低密度細胞組織が減少し、脂肪組織と血管束の体積が増大する傾向を示した。血管束周囲の組織が脂肪に置換していくと考えられる実験結果が得られた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
脂肪関連因子の発現測定がまだ行えていない。
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Strategy for Future Research Activity |
研究課題の実験計画に沿って研究を推進しテイク予定である。
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Causes of Carryover |
29年度実験計画のmini-pig用に新しいchmaberの作製と購入に費用を要した。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度の計画を28年度に前倒しして使用していく予定である。
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Research Products
(1 results)