2016 Fiscal Year Research-status Report
軟組織三次元動画とエックス線透視動画を同時に評価できる新しい嚥下動態解析法
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15K11095
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Research Institution | Asahi University |
Principal Investigator |
飯田 幸弘 朝日大学, 歯学部, 講師 (60350873)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 洋康 朝日大学, 歯学部, 助教 (50779444)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 三次元嚥下動態 / 嚥下障害 / ビデオ嚥下造影検査 / 嚥下運動 / 三次元動画 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までで「ビデオ嚥下造影検査動画」と「検査中の外観様相動画」の同期を取るシステムを開発している(前年度研究実績の概要参照)。 「体表面の軟組織の状態が嚥下機能に与える影響」を考察するため、上下顎の咬合状態が嚥下動態に与える影響を研究し、学会発表している。体表面の軟組織の動きが嚥下動態に強い影響を与えていることがわかった。本研究成果は次の軟組織の三次元動画とビデオ嚥下造影動画を重ね合わせるシステムで解析する事象を研究する基礎データとなる。 三次元動画構築アプリケーションを平成28年度の初頭に購入している。「ビデオ嚥下造影検査動画」と「検査中の体表面三次元動画」をシンクロさせるため、調整、実験を繰り返した。「検査中の体表面三次元動画」のため、最初は生体の頭部を模したファントムを対象とし、三次元動画作成を試みている。画像取得用のカメラの種類、位置、コンピュータ画像処理の方法などを調整した。その結果、金属マーカーを座標点として三次元動画を作成することに成功している。その誤差は5%の範囲内にあり、精度が高いことがわかっている。 つづいて生体の体表面の三次元動画の作成を試みている。上記の頭部ファントムと同様に、生体の体表面に金属マーカーを貼付し、座標点としている。頭部ファントムと生体の違いに起因するエラーが起きたため調整、実験を繰り返し、三次元動画の作成に成功している。これにより、ビデオ嚥下造影検査で喪失される軟組織の動きを三次元的に評価可能な方法を確立できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
三次元動画構築アプリケーションを購入した。ビデオ嚥下造影検査と体表面の軟組織三次元動態をシンクロさせる方法を開発した。生体の三次元動画作成に成功している。
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Strategy for Future Research Activity |
軟組織の体表面の三次元動画作成に成功しているが、更に精度の高い方法を検討していく。また、被検者数を増してデータ蓄積を行う。
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Causes of Carryover |
200万円を三次元動画構築アプリケーションの予算として予定していた。しかし、当初予定していた金額よりも安価で購入できたため差額が生じている。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
三次元動画構築の精度を高めるため、体表面の撮影を行うカメラの台数を増やす、あるいは他のアプリケーションの組合わせを計画している。
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Research Products
(3 results)