2017 Fiscal Year Annual Research Report
A new analysis method of swallowing dynamics with simultaneous evaluation of three dimensional movie of soft tissue and X-ray fluoroscopic image
Project/Area Number |
15K11095
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Research Institution | Asahi University |
Principal Investigator |
飯田 幸弘 朝日大学, 歯学部, 講師 (60350873)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 洋康 朝日大学, 歯学部, 助教 (50779444)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 三次元嚥下動態解析 / ビデオ嚥下造影検査 / 体表面軟組織三次元動画 / シンクロ動画 / 嚥下障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
健常成人男性の体表面に5mmの鉄球を6個貼付し、ビデオ嚥下造影検査(VF)と体表面のマーカーとした。ヨード系造影剤を含むゼラチンゼリーを造影剤加模擬食品とした。X線透視装置を用いて、通常の嚥下と10mm開口、最大開口して嚥下する3通りのVF動画をコンピュータ上で取得した。体表面の動きを携帯音楽プレーヤー二台のカメラ機能とビデオカメラ一台を用いて撮影した。得られた動画をVFと同様にコンピュータに取り込んだ。得られた4種類の動画の開始点、終点、および再生速度を同期させた。 コンピュータ上の仮想空間に設定する三次元座標のキャリブレーションのため、5mmの鉄球を8個埋め込んだ自作ファントムを撮影した。三次元運動解析ソフトウェアを用いて三次元動画を作成した。 VFと同期した体表面軟組織3次元動画の作成に成功した。本動画は視野を360度変える事が可能であった。開口状態による嚥下動態の変化(6個の鉄球の速度・角度・距離・時間)を数値として記録することが可能であった。 VFは嚥下運動を2次元のX線透視動画として観察するため、軟組織の3次元情報を欠如している。そこで、体表面の軟組織の3次元情報をVFとシンクロさせる方法を開発した。本法は側面VFしか行っていなくても、体表面軟組織の状態を数値で客観的に記録することが可能である。そのため、VFを単独で行うより、嚥下機能を詳細に評価できると考えている。また、市販のカメラ、コンピュータで作成可能なため汎用性が高い方法である。
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Research Products
(4 results)