2017 Fiscal Year Research-status Report
歯科用CBCT像上の顎骨と頸椎の骨梁構造変化を指標とした新規骨粗鬆症診断法の開発
Project/Area Number |
15K11154
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Research Institution | Ohu University |
Principal Investigator |
田中 みか子 奥羽大学, 歯学部, 非常勤講師 (20361909)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江尻 貞一 朝日大学, 歯学部, 教授 (40160361)
小野 高裕 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30204241) [Withdrawn]
Stegaroiu Roxana 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (10303140)
三上 絵美 新潟大学, 医歯学総合病院, 医員 (20419328) [Withdrawn]
田中 礼 新潟大学, 医歯学総合病院, 助教 (30323992) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 骨粗鬆症 / 下顎骨 / 骨代謝マーカー / 踵骨骨密度 / 歯科用コーンビームCT / 脂質代謝 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度においては、昨年度までに収集した34名の下顎骨のコーンビームCT画像の3次元骨形態計測、およびそれらと全身的骨代謝データ、脂質代謝データとの関連に関する解析を進めており、現在進行中である。 その解析過程の中で、下顎骨の骨構造と脂質代謝との間に関連があることを示唆する所見が得られたことから、脂質代謝についてより詳細に調べる必要が生じてきた。そのため、コーンビームCTデータから知りえない免疫組織化学的な情報について、下顎の骨組織を採取し、免疫組織学的、微細骨構造学的な検索を行いたいと考えている。現在、骨採取を含めた追加の研究計画を立案し、倫理委員会への申請を準備している。 そのほか、これまでに本研究のコントロール群として用いるためにデータを収集した、抜歯後のヒト下顎骨の骨梁構造の長期的変化に関する一連の研究をまとめ、国際誌に投稿し、採択された。現在アーリービューとしてPubMedに掲載されている。 次年度は、本研究の最終年度であり、下顎骨のコーンビームCT画像の三次元骨形態計測を完了し、踵骨骨密度と骨代謝 マーカー、脂質代謝マーカーとの関連性を明らかにするとともに、一部、免疫組織化学的データを加えて、その成果を学会発表と英文論文として発表する予定である。 なお、本研究は今年度が最終年度であったが、研究代表者の田中が研究所属機関を異動し、研究環境等を整えるのに時間を要してしまった。そのため、研究の進行が当初の研究計画どおりに進まなかったため、本研究を完遂するするために、研究期間を1年延長することとした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者の田中が平成29年4月1日付で研究所属機関を異動したことで、研究環境を整えるのに時間がかかるなど、研究が計画通りに進まなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年4月1日付で、研究代表者の田中は再び研究所属機関を異動したが、これにより研究設備がある新潟大学に近くなり、研究環境に関する問題は解決するため、特に特別な推進方策を講じなくても、研究を推進することができると考えている。
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Causes of Carryover |
平成29年4月に研究代表者の田中が研究所属機関を異動し、研究環境等を整えるのに時間を要してしまい、研究の進行が当初の研究計画どおりに進まなかった。 そのため、次年度使用額が生じた。今年度は、研究環境も整っており、計画通りに研究を進めることができると考えられるため、問題なく研究経費を使用していくことが可能であると考えられる。
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