2017 Fiscal Year Research-status Report
ジルコニアインプラントへの新規ハイドロキシアパタイト成膜法
Project/Area Number |
15K11167
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
バラネザハド アリレザ 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (00608870)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邊 郁哉 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (00274671)
白石 孝信 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (10150468) [Withdrawn]
尾立 哲郎 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (70513167)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | Zirconia / Zinc phosphate / Calcium Treatment |
Outline of Annual Research Achievements |
歯科インプラントにおいてオッセオインテグレーションの獲得はインプラント治療成功のための重要な要素のひとつであることは広く知られており,インプラント表面への骨芽細胞の初期における付着が大きな役割を果たしていることが報告されている.近年,ジルコニアは歯科インプラント材料として注目を集めているが,生体不活性材料であることから様々なジルコニア表面の生体活性改質処理方法が開発されてきた.例えば,リン酸カルシウム被膜はジルコニア表面に生体活性を獲得する方法の一つである.一方,リン酸亜鉛は歯科用セメント材料として臨床的に広く普及しており,産業的にはリン酸亜鉛溶液を用いて鋼鉄やステンレス鋼,マグネシウム,チタンといった金属への耐腐食性や耐摩耗性の向上を目的とした表面処理方法として使用されている.また,カルシウム溶液を用いたリン酸亜鉛化チタンへのリン酸カルシウム被覆作製に関する研究報告がある.そこで,ジルコニア表面へのリン酸亜鉛溶液を用いたリン酸カルシウム被膜表面処理方法の検討を行った.ジルコニア粉末をステンレス製金型に入れ圧接形成,焼成してジルコニア板試料を作製.作製したジルコニア板試料に対してリン酸亜鉛溶液で水熱処理を行う.その後カルシウム溶液を用いてさらに水熱処理を行っていく.作製した試料の表面形態の観察および機械的特性について検討を行った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
XRD, XPS, FE-SEM, EDS, XPS and adhesive test was done for characterization and Calcium, phosphate and zinc was detected in the coating layer.
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Strategy for Future Research Activity |
the final coating phase for different calcium solutions will be confirm by XRD and The cell study will be done again.
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Causes of Carryover |
All equipments and reagents for the call study were not ordered yet. Some experiments need to be repeated several times for confirmation.
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