2016 Fiscal Year Research-status Report
三次元顔面表情運動モデルを利用したエピテーゼ製作法の開発
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15K11182
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
吉岡 文 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (50468998)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾澤 昌悟 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (50323720)
坂根 瑞 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (60468999) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | エピテーゼ / 三次元形状計測 |
Outline of Annual Research Achievements |
エピテーゼの製作法は複雑な工程と熟練した技術,芸術的な感性が必要とされて来た.申請者らはこれまで,エピテーゼを製作する上で,患者・術者双方に負担の少ない簡便な方法の確立を目指して研究を進めてきた.本研究ではさらに適合性の高いエピテーゼの製作を行うために,モーフィング法(ある物体から他の物体へ変化する過程をコンピュータによって補完する手法)を用いてコンピュータ上にて皮膚表面の弾性や表情筋の動きを導入し,より生体に近い,‘動く顔面模型’の製作方法を確立することを目的とした. 研究の趣旨を説明し,同意の得られた,顔面に欠損や顔面表情筋の運動に支障の無い,健常成人5名を対象とし,様々な表情で顔面の3次元表面形状計測を行った. 得られたデータをSTLデータに変換して保存し,ソフトウェアに入力する.モーフィングを行うためには、得られたそれぞれのデータのポリゴン数,頂点数が一致し,また各頂点が対応している必要がある.このため、まず単純なデータを用いてテンプレートモデルを作成し、このテンプレートモデルを用いてスキャンモデルと同様の形状を有する相同モデルを作成し、各表情の相同モデルをモーフィング機能を用つなぎ合わせ,補完し,動画データを作成した.完成したモデルと被験者を並列させて表情を再現させ,研究分担者,研究協力者(大学院生3名)計5名により,表情の開始~停止まで再現性・円滑性・変形量が適切か,等について詳細な検討をおこなった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究代表者が育児休業に伴い、研究の中断を余儀なくされたものの、中断前および再開後に鋭意研究を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
完成した顔面表情運動モデルを用いてエピテーゼを製作し、さらにはエピテーゼ用シリコーン材料の弾性情報も取り入れ,エピテーゼを装着した場合に顔面表情の変化に追随するのに最適なシリコーンの材料特性(弾性,厚みなど)についての探索する.
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Causes of Carryover |
産休および育児休業に伴う中断により、28年度の支出実績がなかったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
完成した顔面表情運動モデルを用いてエピテーゼを製作し、さらにはエピテーゼ用シリコーン材料の弾性情報も取り入れ,エピテーゼを装着した場合に顔面表情の変化に追随するのに最適なシリコーンの材料特性(弾性,厚みなど)についての探索する.
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Research Products
(1 results)