2018 Fiscal Year Annual Research Report
Role of low-level fluoride in aging and its underlying cellular mechanisms
Project/Area Number |
15K11433
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Research Institution | Kanagawa Dental College |
Principal Investigator |
荒川 浩久 神奈川歯科大学, 歯学部, 特任教授 (00130906)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
Bhawal Ujjal 日本大学, 松戸歯学部, 助教 (50433339)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 転写因子 / 加齢 / DNAマイクロアレイ / microRNAマイクロアレイ |
Outline of Annual Research Achievements |
3ヶ月齢および加齢モデルの24ヶ月齢のDifferentiated Embryo Chondrocyte (Dec) 1 Knockout (KO) マウスを使用し、トータルRNAを大腿骨組織から分離した。それらの遺伝子発現およびmiRNA発現所見は、GeneSpringおよびIngenuity Pathways Analysisと組み合わせ、DNAマイクロアレイおよびmiRNAアレイを用いて解析した。遺伝子オントロジー(GO)分析は、miRNAを標的とした遺伝子の極めて重要な転写関連プロセスと細胞内シグナル伝達を組み込んでいることを明らかにした。シグナル経路で、cAMP媒介シグナル、上皮接着結合シグナル、タイトジャンクションシグナル、ギャップジャンクションシグナル、カルシウムシグナル、およびサーチュインシグナルが骨老化に関与していることも明らかにした。RT-qPCRによりさらに解析したところ、加齢の制御転写因子が、miR-100-5p, miR-181a-5p, miR-221-3p, miR-298-5p, miR-324-5p, miR-370-3p, miR-1-3p, miR-30a-3p, miR-133a-5p, miR-192-5p, and miR-193a-3p の制御に関与していることを示した。多数の組み合わせが識別されたmRNAとmiRNAの網羅的解析は、miRNAの異常発現は骨加齢において重要であることを示唆した。そして、その機能は関連シグナル上の特定遺伝子の転写を通して誘導されることが考えられた。
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