2017 Fiscal Year Annual Research Report
The construction of cultivation system for the dentist who are able to correspond to the integrated community care system
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15K11459
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
須田 牧夫 日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (00366775)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
町田 麗子 (榎本麗子) 日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (00409228)
菊谷 武 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (20214744)
田村 文誉 日本歯科大学, 生命歯学部, 教授 (60297017)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 早期体験実習(Early exposure) / 学生実習 / 摂食嚥下 / 訪問診療 / 地域包括ケアシステム |
Outline of Annual Research Achievements |
日本歯科大学生命歯学部学生に対して摂食嚥下機能や訪問診療に関する授業を行い、その項目に関するアンケートを実施した。アーリーエクスポージャーとして1年生の結果を検討した。2016年度は講義のみでの授業であり、摂食嚥下という言葉を知っていたかという問いに対し61.2%の者が知っていたと回答した。歯科医師が摂食嚥下の専門家であることを知っていたと回答した者が50.1%、地域包括ケアシステムのいう言葉を知っていた者が23.1%、口腔リハビリテーションという言葉を知っていた者は88.4%、歯科訪問診療を知っていた者は89.2%であった。一方で、2017年度は講義に加え、日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニックでの見学実習を2日間行いアンケートを行った。摂食嚥下という言葉を知っていたかという問いに対し92.0%の者が知っていたと回答した。歯科医師が摂食嚥下の専門家であることを知っていたと回答した者が81.1%、地域包括ケアシステムのいう言葉を知っていた者が51.6%、口腔リハビリテーションという言葉を知っていた者は85.2%、歯科訪問診療を知っていた者は95.9 %であった。2016年度と2017年度のアンケート結果より、口腔リハビリテーションという言葉を知っていたか、という項目以外は見学実習も併せて行った2017年度の方が知っていたと回答する者が多く、歯科医師の役割としての摂食嚥下機能評価や訪問診療といった内容に関する理解も早期から学習出来たのではないかと考えられた。また、自由記載を行う欄においては2016年度では66.1%の者しか記載をしていなかったが、2017年度は98.4%が記載していた。2017年度より、1年生の見学実習でも必ず1人1回は訪問診療に同行し、講義だけでなく実際の臨床現場を体験することにより医学を学ぶ心構えを身につけるとともに、学習意欲の向上にも影響している可能性が伺えた。
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Research Products
(2 results)