2015 Fiscal Year Research-status Report
看護シミュレーション教育の充実を目指したファシリテータ育成プログラム構築
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15K11506
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
内藤 知佐子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10405053)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 和史 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (10741928)
谷口 初美 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (30295034)
任 和子 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (40243084)
内海 桃絵 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (40585973)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | シミュレーション / 指導者 / 看護教育 / OJT / e-learning / ファシリテーション / ファシリテータ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、シミュレーション教育における質の高いファシリテータの育成プログラムの構築である。平成27年度は、当初予定していたスキル&チップスの収集に向けて指導者の育成を推進するとともに、指導者の質向上に重点を置き取り組んだ。
指導者育成コースについては計15回開催し、院内外から計138名の受講者が参加した。育成コースは指導者間の交流の場にもなっており、施設を越えたネットワークの構築にも繋がっていた。また、コース終了後の振り返りでは、具体的な事例を交えながらディスカッションができたため、お互いのスキル&チップスを共有することができ、各指導者が内省を図り、次へのアクションプランを獲得できる場にもなっていた。平成28年度は、グループインタビューを通してスキル&チップスを可視化できるよう研究を進めていく。
ファシリテータのネットワークについては、SNSや無料の情報交換サイト(サイボウズ)を活用し、情報交換の場を設けている。平成28年度は、新規性のある取組みとしてe-learning教材等のコンテンツを手持ちのPC等から作成・編集できるクラウドコンピューティングシステムである「Knowledge-Drive 4.0」を活用し、Cloud環境を利用した次世代型のWebサイト構築に向け取り組んでいく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成27年度は、スキル&チップスの収集から開始しようとしたが、指導者のレベルにバラツキがあることが認められたため、指導者の質の担保を図るべく、研修後の振り返りに力を注いだ。また、他の事業にて開催したシミュレーション教育FDに育成中の指導者を多く参加させ、さらなるブラッシュアップの機会とした。 指導者育成コースについては、徐々に口コミでも情報が広がっており、平成27年度は計138名の参加が得られ順調な指導者の育成が進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、グループインタビューを通してファシリテーションスキルとディブリーフィングスキルのチップスを収集し分析を行う。また、抽出したスキル&チップスをもとに教材を作成し、プログラム全体の見直しを図る。修正したプログラムについては、海外にいるシミュレーション教育に精通した教員に評価をしてもらい、ブラッシュアップを行う。さらに、指導教員のスキルアップとして、海外の指導者養成コースに参加し自己研鑽を図る。 作成した教材は、クラウドコンピューティングシステムにアップし、全国どこからでもe-learningが実施できるよう作業を進めていく。
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Causes of Carryover |
次年度は、シミュレーション教育におけるファシリテーションスキルとディブリーフィングスキルのチップスを収集し分析を行う。それをもとに教材作成を進め、プログラムの修正を行う。修正したプログラムについての評価と教員らのブラッシュアップを目的とし渡航するため、旅費に大幅な予算を計上している(220万円/5人)。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成28年度は、旅費として220万円を予算計上するほか、シミュレーション学習に必要な物品費として5万、人件費・謝金10万、その他1万を計上し、研究目的を達成していきたい。
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