2016 Fiscal Year Research-status Report
看護学臨床実習が看護学生の健康、生活習慣および内分泌系に及ぼすストレス反応
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15K11530
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
盛田 麻己子 藤田保健衛生大学, 保健学研究科, 准教授 (80298512)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
皆川 敦子 藤田保健衛生大学, 保健学研究科, 准教授 (00298514)
李 媛英 藤田保健衛生大学, 医学部, 助教 (20701288)
八谷 寛 藤田保健衛生大学, 医学部, 教授 (30324437)
太田 充彦 藤田保健衛生大学, 医学部, 准教授 (80346709)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | ストレッサー / ストレス反応 / 看護学臨床実習 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究目的は①看護学生が臨床実習で体験するストレッサーを特定する、②そのストレッサーとストレス反応(内分泌系、生活習慣の変化、精神状態)との関係を明らかにする、③看護学生の臨床実習に関するストレスの評価方法を開発することである。平成28年度は目的の内、①看護学生が臨床実習で体験するストレッサーを特定する、②そのストレッサーとストレス反応(内分泌系、生活習慣の変化、精神状態)との関係を明らかにするに対して、臨床での実習を経験する看護大学生2年生105名、3年生106名を計211名を対象とし、調査した。 調査はベースライン(2年生平成28年6月、3年生平成28年7月)と追跡調査(2年生平成28年7月、3年生平成28年12月または平成29年1月、2月)の2回を実施した。調査内容は質問紙調査(年齢、性別、学年などの個人特性、学生生活に関連する心理社会的要因、主観的健康観、メンタル不調)と、唾液採取を採取し、測定(α-アミラーゼ、コルチゾール、DHEA値)を調査した。 平成28年度のデータ入力中であり、平成27年度分と合わせて、約400名ほどの解析を行う予定である。また、質問紙調査内容の集団の特性、学生生活に関連する心理社会的要因、主観的健康観、メンタル不調と唾液測定結果であるα-アミラーゼ、DHEA値の解析を行い、それぞれの特徴、それらの関係性、質問紙調査内容と唾液測定結果であるα-アミラーゼ、DHEA値の関連の解析を今後行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成28年度までのベースラインと追跡調査ともに終了している。しかし、データ解析が遅れているため、次の心理的ストレス負荷テストの対象者の選択基準が未確定であり、募集が遅れている。 そのため目的である③看護学生の臨床実習に関するストレスの評価方法を開発することにやや遅れを生じている。7月までに募集を終え、8月には心理的ストレス負荷テストを実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年は平成27・28年に収集したデータを解析し、目的である①看護学生が臨床実習で体験するストレッサーを特定する、②そのストレッサーとストレス反応(内分泌系、生活習慣の変化、精神状態)との関係を明らかにする予定である。 また、その上で、目的③看護学生の臨床実習に関するストレスの評価方法を開発することを中心に、心理的ストレス負荷テストを実施する予定である。
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Causes of Carryover |
使用機器等の故障により平成28年度までの解析が遅れ、平成29年度に心理的ストレス負荷テストTSSTの唾液中コルチゾールとDHEA値の測定が遅れているため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成29年度に予定した心理的ストレス負荷テストTSSTの唾液中コルチゾールとDHEA値の測定に関わる費用および論文掲載等に関わる費用に使用する予定である。
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Research Products
(1 results)