2017 Fiscal Year Research-status Report
看護職work-life balance(WLB)推進事業の効果と促進要因の探索
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15K11559
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Research Institution | Ashikaga Institute of Technology |
Principal Investigator |
中村 史江 足利工業大学, 看護学部, 講師 (20751184)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 栄子 足利工業大学, 看護学部, 准教授 (20279839) [Withdrawn]
青山 みどり 足利工業大学, 看護学部, 准教授 (60258887)
山門 實 足利工業大学, 看護学部, 教授 (80538281)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | ワーク・ライフ・バランス(WLB) / 看護師 / 職業キャリア成熟 / 自己教育力 |
Outline of Annual Research Achievements |
【研究1;看護職のWLB推進事業の促進要因探索】 文献研究にてWLB推進体制の具体的なプロセスから明らかになった促進要因について、「わが国の病院における看護師の勤務拘束時間13時間以内体制導入の促進要因-過去5年間の文献検討-」を論文発表をした。この研究におけるWLB推進体制の促進要因からインタビューガイドを作成し、県看護協会のWLB推進事業に参加した病院の看護部長およびWLB推進の支援者10名を対象にインタビュー調査を実施し終了した。インタビューデータは逐語録にし、看護部長と支援者に分け、分析を行っている。 【研究2;看護職のWLB推進事業の多角的評価】 昨年度、平成28年度県看護協会WLB推進事業に参加した2病院の質問紙調査研究結果について、「中規模病院に勤務する看護職の仕事と生活の調和と職業キャリア成熟との関連」および「中規模病院に勤務する看護職の仕事と生活の調和と自己教育力との関連」を学会にて発表し、また「看護職のワーク・ライフ・バランス推進に関する研究(第1報)」論文発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
【研究1;看護職のWLB推進事業の促進要因探索】 計画した対象施設からインタビュー調査の協力が得られた対象者のデータ集積が終了した。 【研究2;看護職のWLB推進事業の多角的評価】 ベースラインのデータ分析を行い、関連学会で発表し、また雑誌論文発表した。
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Strategy for Future Research Activity |
【研究1;看護職のWLB推進事業の促進要因探索】 得られたデータを階層化、類型化して分析する。分析結果から促進要因を探索する。 研究1をまとめ論文を作成する。 【研究2;看護職のWLB推進事業の多角的評価】 平成28年度栃木県看護協会のWLB推進事業に参加した2施設を対象に、ベースラインと同様の自己式質問紙調査を行い、郵送法にて回収する。分析は、有識者の意見を参考に、健康管理行動、メンタルヘルス、キャリアアップニーズ、仕事満足度など前後の有無などから、WLBの事業の効果を検討する。関連学会へ参加し情報を得る。
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Causes of Carryover |
当該年度、本研究の役割を果たせない旨辞退した研究分担者佐藤栄子等の分担金の残金が生じた。また、インタビューのテープ起こしを研究代表者が行い人件費が予定額に達しなかったが、翌年度は、計画していた調査費のほか、インタビュー分析のためのソフトを購入し質的研究分析を深める。
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Research Products
(3 results)