2017 Fiscal Year Annual Research Report
The effects of team care of nurses and rehabilitation staffs to hospitalized patients ADL, dementia, burden of hospital staff and their cost effectiveness.
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15K11561
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Research Institution | Takasaki University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
田中 聡一 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 教授 (20272247)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 院内デイ / 入院患者 / 看護師 / 身体的負担 / 精神的負担 / 病棟運営 |
Outline of Annual Research Achievements |
院内デイの広がりおよび期対される効果についての発表した(Nursing Business(5)56-60,2018)。入院患者は疾患によるADL,QOL低下があるだけで無く、ダイアペニアに近いサルコペニア的要素によるADL,QOL低下が強い。以前の我々の報告で、患者のADL低下を院内デイおよびリハビリで予防できることは報告しているが、看護師の院内デイ導入前後で感じた患者の変化は、看護師個人個人による合計数で多いのは、「患者の睡眠」、「患者の表情や活動性」、「ADL」、「身体拘束」、「不穏」であり、悪化したものはなかった(唯一、身体拘束の悪化を指摘した看護師が5.9%いた)。 次に看護師の身体的、精神的負担度に関しては、看護師個人のものと、病棟全体業務に対しての効果に分けて調査した。病棟全体業務に対しての効果の調査は今まで行われたことはない。看護師個人の身体的疲労度で効果があったものは64.7%、悪化が5.9%であった。一方、病棟全体業務視点では、効果が認められたものは58.8%、悪化は2.9%であった。また、精神的負担度は、看護師個人で効果があったものは67.6%、悪化が2.9%であった。一方、病棟全体業務視点では、効果が認められたものは52.9%、悪化は2.9%であった。以上より、院内デイは看護師個人にも、病棟運営にも効果的であると考えられる。院内デイの継続が重要だが、継続困難要素として院内デイ専属スタッフを含めたスタッフの確保および院内デイ施行場所の確保であることも見いだしている(医療福祉研究(10)17-78,2016)。 今回の大きな課題の1つに費用対効果があるが、昨今施行された、人を対象とする医学系研究等の指針で個人情報の入手が非常に困難になってしまったため,十分な解析ができなかった。
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Remarks |
HP最下段にある.J-Globalのため,日々更新.
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