2018 Fiscal Year Annual Research Report
Factor of nurses and midwife's Work Engagement and exploratory research on effect of nursing organization
Project/Area Number |
15K11568
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
原田 通予 慶應義塾大学, 看護医療学部(藤沢), 講師 (40459673)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野口 真貴子 北海道大学, 保健科学研究院, 准教授 (30459672)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | Work Engagement / self-efficacy / 看護師・助産師自律 / 看護・助産管理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、看護師・助産師のWork Engagement(以下WEとする)に関して以下の2点である。 1)病院に勤務する看護師と助産師のWEに関する研究方法論を包括的に検討し、看護職者のWEの実態を明らかにする。2)質の高いケアを維持・実践するための労務環境の整備や看護職者の仕事に対する前向きな心理面を維持・促進するための実践的アプローチ法を探索することを目的とする。 平成30年度は、昨年度に引き続き調査を実施し、分析を行った。分析の結果、ワークライフバランスの満足度は「満足していない」が最も高く50.2%、「満足している」の割合は39.8%であった。職場で活き活きと働いている人の存在の有無について、「いる」と回答したのは77.2%であり、活き活きと働いている人の人数は「1~2名」の割合が29.5%で最も高く、次に「3~5名」で28.3%であった。その人たちの経歴は「11~20年」の割合が26.2%で最も高く、次が「6~10年」で25.0%であった。WEトータルスコアは24.1±10.0(平均値±標準偏差)であった。GSES標準化得点は45.1±9.6、GSES五段階評定は「低い傾向にある」の割合が33.4%で最も高かった。看護職自律性測定尺度の各下位尺度得点の平均値は3.2~3.9、標準偏差は0.6~0.7であった。WEと職種との関係では活力、熱意、没頭、トータルスコアともに有意な関係が認められ、すべてのスコアで管理職の平均値が看護師より有意に高いことが明らかになった。また、全体的な傾向として平均値は管理職が最も高く、次に助産師、看護師の順であった。GSES五段階評定は「非常に低い」、「低い傾向にある」の合計が過半数を超え、看護師や助産師の自己効力感は低い可能性が示唆された。
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Research Products
(1 results)