2018 Fiscal Year Annual Research Report
Development of monitoring system of glucose among diabetes patients after Total Arthroplasty
Project/Area Number |
15K11584
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
上杉 裕子 神戸大学, 保健学研究科, 准教授 (40423230)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木戸 良明 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (10335440)
西井 孝 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座准教授 (70304061) [Withdrawn]
黒田 良祐 神戸大学, 医学研究科, 教授 (80379362)
関戸 啓子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (90226647) [Withdrawn]
林 申也 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (20437487)
松本 知之 神戸大学, 医学部附属病院, 講師 (50546588)
橋本 慎吾 神戸大学, 医学研究科, 特命助教 (20457089)
高山 孝治 神戸大学, 医学部附属病院, 特命助教 (80546490)
築田 誠 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (40617594)
|
Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
Keywords | 人工膝関節置換術 / 人工股関節置換術 / 糖尿病 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、糖尿病のある人工膝関節置換術(TKA)、人工股関節置換術(THA)を受ける患者に術前、退院後1か月、退院後3か月のアンケート調査を行った。アンケート調査内容は「下肢関節による痛みと身体機能を測定する:Oxford Knee Score / Oxford Hip Score」、「慢性病者の自己管理能力を査定する質問紙:Self-Care Agency Questionnaire (SCAQ)」と、「何らかの行動をきちんと遂行できるかどうかという予期を査定する:一般性セルフエフィカシー尺度(GSES)」を用いた。男性3人、女性12人、TKA11人、THA4人、平均年齢71.7歳(52-86)、BMIは平均27.2(21-37.8)より結果を得た。Oxford Score (最低点0-最高48)は術前平均28.5、退院後1か月平均36.9、退院後3か月平均40.0であり、有意に痛みと身体機能が改善していた(Wilcoxon の符号付順位検定、Bonferroni法)。SCAQは下位項目「健康のために気を付けていること」「健康のために選んでいること」「体調を整えること」「生活の中で続けること」「支援してくれる人をもつこと」すべてにおいて有意差は認められず、GSESも有意差は認められなかった。 研究期間を通じて得られた結果として、TKA/THAの糖尿病有り無し群では、TKAの糖尿病有り群のBMIが高い傾向にあったこと、TKA,THAの術後6日間のContinuous Glucose Monitoring (CGM)による持続血糖測定の結果、術後2日目までに、血糖値が200mg/dlを超え、不安定な血糖値となることが明らかとなった。また、術前から退院後3か月に痛みや身体機能は改善していた。
|
Research Products
(3 results)