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2016 Fiscal Year Research-status Report

生体腎移植ドナーの看護支援モデル開発

Research Project

Project/Area Number 15K11604
Research InstitutionSt. Luke's International University

Principal Investigator

高田 幸江  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (80529371)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords生体腎移植 / ドナー / 看護 / 支援モデル
Outline of Annual Research Achievements

2016年度においては、臨床の実践家とともに生体腎移植ドナーに対する効果的な看護支援の検討と新たな知見の収集および公表準備を行なった。
看護支援の検討においては、生体腎移植ドナーに対する看護実践を行っている病院の移植コーディネーターや看護師(以下、腎移植看護実践者とする)と共に、ドナー看護検討会を9回実施し、腎移植看護実践者が捉えるドナー看護の課題を共有し、看護支援の方略を検討した。術前のドナーにおいては意思決定支援、腎提供後のドナーにおいては体験の共有として有効と考えられた「患者交流会」を、病院医師の助言の下、計画・実施した。患者交流会参加者を対象としたアンケート結果を基に、評価を行なった。
新たな知見の収集として、8月に香港で開催された国際移植学会に参加し、生体腎移植ドナーの提供後の健康状態の評価指標として、BMI,血圧,などの身体指標が活用されていることの示唆を得た。これらにより生体腎移植ドナー看護の介入の結果の評価指標として、何を測定すべきかについての示唆を得ることが出来た。
また、生体腎移植ドナー看護支援において重要となる、レシピエントの体調変化におけるドナーの変化に焦点をあてた研究結果を国際学会誌投稿にむけた準備を行なった。
当初計画していた患者配布用パンフレット作成については、製薬会社で同様の企画が計画されたため、生体腎移植ドナーが生涯に渡り活用し得る視点が盛り込まれるよう、研究成果を基に意見交換した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

当初の計画通り、実施できているため。

Strategy for Future Research Activity

当初計画していた患者用パンフレットについては、広くドナーに活用してもらうことが有益と判断したため、製薬会社が作成するドナーの健康管理手帳に替えることとし、計画を修正する。
2016年度に実施した「患者交流会」が実際に術前ドナー、提供後ドナーにおいてどのような効果が有ったかについて、追加でアンケート調査などを検討している。

Causes of Carryover

当初計画していた患者用パンフレット作成のための、ドナーに対する研究協力謝金やパンフレット印刷費用が不要となったため

Expenditure Plan for Carryover Budget

患者交流会の評価のための、ドナーに対するインタビュー調査費、謝金として支出する予定である。また生体腎移植ドナー看護における知見を広く公開する目的で、国際学会誌に投稿予定であるため、論文掲載料などに支出する予定である。

URL: 

Published: 2018-01-16  

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