2017 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
15K11604
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Research Institution | Musashino University |
Principal Investigator |
高田 幸江 武蔵野大学, 看護学部, 准教授 (80529371)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 生体腎移植 / ドナー / 看護 / 支援モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、生体腎移植ドナーを術前から術後、生涯にわたり継続的に支援するための看護支援モデルを開発することである。昨年度の計画では、特に、腎提供後にレシピエントが体調不良となった場合の具体的支援方法を検討すること、そこから看護支援モデルを考察すること、実践家を交え臨床応用可能な支援モデルを検討することの2点を中心的な研究計画とした。 2017年度の具体的な研究活動としては、本研究の基盤となった調査結果のうち、「レシピエントの体調変化に伴うドナーの3つの認識の仕方」に焦点を当てた結果部分をもとに2016年10月、韓国ソウルにて開催されたATW2016(The Asian Transplantation Week (ATW) 2016)で国際学会で発表した内容を加筆・修正し、Transplantation Proceedingsに論文投稿を行い、採択された。(Transplantation Proceedings Volume 49, Issue 5, June 2017, Pages 944-949)同様に、本研究の基盤となった調査結果のうち、「レシピエントの認識」に焦点を当てた結果部分を、2017年10月、韓国ソウルで開催されたATW2017(The Asian Transplantation Week (ATW) 2017)でポスター発表を行った。 なお、研究計画の2点目としていた看護支援モデル構築のための、実践家とのディスカッションについては、日程調整が出来ず実施に至らなかた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度、実践家である医師や移植コーディネーターとのディスカッションを計画していたが、日程調整が出来なかったため。
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Strategy for Future Research Activity |
臨床応用可能な看護支援モデルを検討するため、実践家である医師や移植コーディネーターとのディスカッションを行う。特に、ドナーの継続支援に向け、腎提供後に長期に通院を継続するための具体的支援方法を検討する。
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Causes of Carryover |
昨年度、実践家である医師や移植コーディネーターとのディスカッションを計画していたが、日程調整が出来なかったことが計画が遅れた理由である。本年度は、事前の日程調整を早めに行い、特にドナーの看護支援を中心的に担うことが期待される、移植コーディネーター2名以上とのディスカッションを計画する。
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