2017 Fiscal Year Research-status Report
慢性疾患患者を支える一般外来看護師に向けた教育モデル試案の開発
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15K11605
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
松本 文奈 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (60735603)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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Keywords | 外来看護 / 慢性期看護 / 看護学実習 / 教育プログラム |
Outline of Annual Research Achievements |
併設病院の外来部門で取り組まれている外来看護検討会に所属し、最新の外来診療に関する情報共有、臨床課題の検討に取り組んでいる。加えて、臨床で期待される外来看護の役割や能力について、当該検討会メンバーと意見交換を行い、外来看護に特徴的な役割・能力及び教育ニードや教育モデル試案の方向性について検討を進めている。昨年度までの活動で、外来看護チームを構築するためには、スタッフひとりひとりが、「他のスタッフの強みを引き出し、チームとなる力」が必要となることが確認されていたが、外来看護検討会において好評であったことから、今年度は各小部署でのミニ講義を実施するという活動に拡がった。この能力は外来看護師に特徴的な教育要素であると考えられ、「調和する力」と命名している。こうしたミニ講義により構成されたプログラムが、外来看護部署では導入しやすいとの意見を、臨床からいただいている。現在、外来看護検討会を通じて、教育モデルの運用可能性について検討中である。 しかしながら、2017年度に繰り越して実施予定としていた、2017年度から新コース(学士編入2年コース)が開設される事となり、前年度から今年度にかけて、開設準備や教育(新コース学生への授業、演習および実習等)に係る時間の大幅な追加により、通常業務が多忙となった。その為、研究計画(質問紙調査および教育モデル試案の開発)等に時間を要する事が困難であった。が完成に至らず、今年度、実態調査が行えていない。現在、研究計画書を作成しており、倫理審査通過次第、速やかに質問紙調査を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2017年度から新コース(学士編入2年コース)が開設される事となり、前年度から今年度にかけて、開設準備や教育(新コース学生への授業、演習および実習等)に係る時間の大幅な追加により、通常業務が多忙となった。その為、研究計画(質問紙調査および教育モデル試案の開発)等に時間を要する事が困難であった。
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Strategy for Future Research Activity |
「外来看護師に向けた教育への取り組みを把握するための質問紙調査」のための研究計画書に基づき、速やかに実施する。
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Causes of Carryover |
研究計画変更に伴い、期間を延長したため
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Research Products
(1 results)