2016 Fiscal Year Research-status Report
ICTを利用した糖尿病患者に対するソーシャル・サポートの有用性に関する研究
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15K11611
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Research Institution | Shijonawate Gakuen University |
Principal Investigator |
藤永 新子 四條畷学園大学, 看護学部, 准教授 (70508663)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大田 博 四條畷学園大学, 看護学部, 助教 (10739775)
東 ますみ 神戸女子大学, 看護学部, 教授 (50310743)
鈴木 幸子 四條畷学園大学, 看護学部, 教授 (60285319)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 糖尿病 / ピア・サポート / ICT |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度より検討していたシステムが作動可能となったことから、患者会アンケートを依頼した施設に、ICTを利用したシステムの研究主旨を説明ぢ研究依頼を行なった。さらに、関西地区の糖尿病専門医がいる施設に研究依頼を行なった。同意の得られた3箇所の施設に通院する患者に研究説明を行い、11名の対象者の同意が得られた。また、専門家の薬剤師・栄養士・看護師にも研究説明を行いシステム参加の同意を得た。そこで、平成29年1月より電子掲示板を利用したハイブリッド型ソーシャル・サポートシステム「Peer Smile」の運用を開始した。 システムは、専門家によるコンテンツの作成や運用、マルチデバイス対応化、ピア・サポートを重視したコンテンツ設計、参加者及び専門家との双方向的な交流、会員制によるプライバシーの確保といった対応を行い、システム機能の一定の水準は担保された。また、システムによるピア・サポート効果を強化する意図で、運用にあたり、対面式の交流会の開催を導入した。 平成29年1月から運用開始し、開始後3ヵ月後の3月下旬に、対面式での患者交流会を開催した。仕事の都合や年度末であったことから参加者は専門家を含め8名であった。患者会では、自己紹介、現在の状況をディスカッションし、その後、フードモデルを用いて日頃の食事の見直しを行なった。さらにシステム管理者も出席していたことからシステムの使い勝手について意見交換を行なった。その結果、「対面して話をしていても前から知り合いのような記がした」「実際にモデルを使って行なうと何がいけないのか分かった」等肯定的な意見があった。しかしシステムに関しては文字切れや写真投稿に時間がかかることなどの指摘があり、現在中間評価として利用者から使い勝手によるアンケートを行なっており、その結果を踏まえてシステム開発者と修正していく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
システムの開発に時間がかかったこと、および対象者の参加の同意に時間がかかり、当初28年9月から開始予定であったが29年1月の開始となった。その都度システムの修正を行ないながら現在は11名でのコミュニケーションを行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
現在11名でのコミュニティであるが、このシステムの目的の1つが情報交換である事から、幅広い情報収集の場となるよう、今後も参加者を募る必要がある。さらに、システム利用者の多くが承認欲求がある事や、かなりの写真投稿がある事から、システムの軽量化が必要となった。今後これらを考慮してシステムの修正を行なっていく。 また、今回患者交流会に参加できなかった人からも、次回の参加を希望する声があり、8月および対12月に対面識での患者交流会開催に向け、参加できる日程調整および、出来ない場合の対処方法(スカイプなどの使用)を考慮していきたいと考える。
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Causes of Carryover |
システムの開始は当初9月からであったが、システムの構築が遅れ、さらに対象者の参集に時間がかかった為、システムの開始が遅れた。そのことにより通信費の修正が必要となった。また、マルチデバイスに対応化により、対象者の使用機器を利用しため、次年度に繰越となった。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
本年度1月から開始している。そのため、通信費および専門家への謝金が発生する。さらには、対面式の交流会も予定しており、そのための会場費などに使用予定である。また、今年度は国際学会での発表や国内での学会発表を予定している。
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Research Products
(4 results)