2016 Fiscal Year Research-status Report
若年・中年・高齢乳がんサバイバーの生活構築の構造化とその比較
Project/Area Number |
15K11621
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
中條 雅美 鳥取大学, 医学部, 教授 (20382426)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡村 仁 広島大学, 医歯薬保健学研究院(保), 教授 (40311419)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 若年乳がんサバイバー |
Outline of Annual Research Achievements |
研究対象者のインタビューは、若年乳がんサバイバー8名、中年乳がんサバイバー16名、高齢乳がんサバイバー17名で、いずれも目標症例数各群20名には達していない.引き続き3群のリクルートを行っていく必要がある.なぜなら、質的研究の対象者は、20名程度が必要とされているためである。 当初の研究計画書では、本年度で若年乳がんサバイバーおよび中年乳がんサバイバーにおいて必要対象者数を確保し、分析が終わっており、来年度から高齢乳がんサバイバーのリクルートおよび分析を行う予定であった。 しかしながら、初年度は研究対象施設の変更を余儀なくしたために終盤まで決まらず、また、若年・中年・高齢乳がんサバイバーの3群を同時にリクルートし、インタビューを行う方針に変えたため、まだ、いずれの群も対象者数が足りず、分析も進んでない状態である。 特に若年乳がん患者に対しては、その実態が明らかになってないことから、特に対象者数が必要であるにも関わらず、対象者数がかなり不足している状況である。若年層に関しては、研究実施施設を増やすことも計画している。また、若年層のライフステージ特有の特徴を明らかにするためには、中年群・高齢群の乳がんサバイバーの対象者数を増やし、その特徴を明らかにすることも重要である。 そのため、若年・中年・高齢乳がんサバイバーのリクルートを引き続き行い、対象者が集まり次第、分析を行っていく予定に変更している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成27年度は、研究対象施設の変更を余儀なくされ、新たな研究施設先を探すのに時間を要し、対象者をリクルートすることができなかった。平成28年度に1年遅れで対象者のリクルート・データ収集を行ったが、対象者数が3群とも足りず、データ解析をするに至っていないため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成29年度にデータ収集を終了し、分析に取り掛かる予定にしている。
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Causes of Carryover |
データ収集が進まず、人件費があまりかからなかった。まだ、データ収集のための調整やデータ収集事態に時間がかかったため、学会での情報収集や学会発表などに行くことができなかったこと、投稿料などがかからなかったことが理由である。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
学会に参加し、情報収集を行う。できるだけデータ収集に努め、データ分析や論文作成が進んだ時点で、課題の学会発表および論文投稿を行う。
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