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2017 Fiscal Year Research-status Report

更年期女性のQOL向上のための日常生活に関する研究-酸化ストレスを指標にして-

Research Project

Project/Area Number 15K11665
Research InstitutionChiba Prefectural University of Health Sciences

Principal Investigator

川城 由紀子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (20337108)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 石井 邦子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 教授 (70247302)
宮宗 秀伸  東京医科大学, 医学部, 講師 (80422252)
Project Period (FY) 2015-04-01 – 2019-03-31
Keywords更年期 / 酸化ストレス
Outline of Annual Research Achievements

今年度は、前年度の予備検討の結果を踏まえて本調査を開始した。計画通り所属教室のホームページ等で対象者のリクルートを行い、24名の調査を実施した。対象者から採血した血液サンプルからの酸化ストレス、エストロゲン、脂質代謝系、ビタミン濃度、血管内皮機能等の測定、質問紙による栄養摂取調査とQOL測定を行った。対象となった24名は、年齢51.8±7.0歳、d-ROMs値340.3±49.7 U.CARR、BAP値2218.7±188.5 μmol/L、エストロゲン濃度28.7±38.0 pg/mLであった。酸化ストレス度はやや高く、抗酸化力はほぼ正常を示し、年齢相応の酸化ストレス状態であると考えられた。収縮期血圧 123.2±16.1 mmHg、拡張期血圧80.9±8.0 mmHgであり、高血圧に該当する者は5名であった。脂質代謝系の測定として、HDLコレステロール73.8±14.8 mg/dL、LDLコレステロール122.4±28.3 mg/dL、総コレステロール219.0±27.7 mg/dL、高感度CRP 647.3±1200.5 ng/mLであったが、高感度CRP以外は概ね基準値の範囲内であった。抗酸化物として、血中ビタミンC濃度 10.4±2.9 μg/dL、ビタミンE濃度 1.4±0.4 mg/dLであり、これらも概ね基準値の範囲内であった。月経の状況について、月経周期が規則的な者は11名(45.8%)、閉経後の者は13名(54.2%)であった。また、SMIの得点は29.7±17.1で50以上の要受診は2名であった。
今後は引き続き調査を継続し、対象者数を増やしていく。更年期周辺の女性における酸化ストレス状態と、それに関連する要因として、脂質代謝系、抗酸化物、QOLや健康状態の関連について検証する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

学内の他の業務等により、本研究を遂行するための十分な時間を確保することができなかった。
現時点での対象者数は想定より少ないものの、予定していた測定項目は問題なく計測できている。

Strategy for Future Research Activity

対象候補者との日程調整を行い、調査を遂行する。
測定結果において、更年期周辺の女性における酸化ストレス状態と、閉経前後やエストロゲン濃度の関連については二変量の解析、酸化ストレス状態と脂質代謝系、抗酸化物、QOLや健康状態の関連については多変量解析を行い検証する。

Causes of Carryover

(理由)
本調査を開始しているが、調査対象者が予定数に満たなかったため次年度使用額が生じている。但し、平成30年度に予定している調査対象者数から、消耗品を含む研究費はすべて執行されるものと見込まれる。
(使用計画)
物品費:酸化還元分析キット、エストロゲン測定キット、実験用消耗品、研究室整備、文具、書籍、文献等に使用する。旅費:調査や学会参加に伴う交通費に使用する。人件費・謝金:研究対象者や研究補助者への謝金に使用する。その他:生化学検査等、専門の測定機関へ委託する。個人結果返却等の郵送費に使用する。

URL: 

Published: 2018-12-17  

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