2019 Fiscal Year Annual Research Report
Construction of nursing program to support acquisition of Mastery of couples rearing multiple fetuses
Project/Area Number |
15K11671
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Research Institution | University of Kochi |
Principal Investigator |
嶋岡 暢希 高知県立大学, 看護学部, 准教授 (90305813)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 綾美 高知県立大学, 看護学部, 教授 (90172361)
長戸 和子 高知県立大学, 看護学部, 教授 (30210107)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 乳児 / 育児 / 親 / Mastery |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は研究の最終年度であり、データ分析とまとめを行った。A県内11市町村、5カ所の子育て支援センターの協力を得て、乳児期の子どもを育てる親のMasteryに関する質問紙907部を配布した。180家族から返送があり(回収率19.8%)、282部の回答が得られ246部を有効回答とした。このうち多胎児を育てる親からの回答は3部であった。 因子分析により乳児期の子どもを育てる親のMasteryは第1因子【生活と育児の調和】、第2因子【自分らしさの変容】、第3因子【育児スキルの向上】、第4因子【親役割の受け入れ】、第5因子【親としての自制】、第6因子【豊かな方略】、第7因子【現実的な調整】、第8因子【ゆとりの確保】、第9因子【親としての自立】から構成された。 乳児期の子どもを育てる親のMastery総得点の平均は117.95(SD15.39)、獲得率は77.6%であった。多胎児を育てる親のMastery総得点の平均は129.67(SD10.41)、獲得率は85.3%であった。Mastery総得点、各因子得点について、多胎児を育てる親とそうでない親に分け平均値の差を分析したが、統計的な有意差はなかった。 乳児期の子どもを育てる親のMasteryは、家族対処行動、育児ソーシャルサポート、知識・情報、精神的健康度、育児自己効力と正の相関があり、育児ストレスとは負の相関があった。Mastery総得点を目的変数として重回帰分析を行った結果、家族対処行動(統合的対処、方策的対処、常態化)、育児ソーシャルサポート(精神的サポート)、知識・情報、育児ストレス、精神的健康、育児自己効力、年齢、子育ての主体が影響要因として抽出された。
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Research Products
(1 results)