2016 Fiscal Year Research-status Report
継続的な支援が必要な家族のための助産師と保健師の連携指針の開発
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15K11675
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Research Institution | Japan Health Care College |
Principal Investigator |
岡田 尚美 日本医療大学, 保健医療学部, 講師 (00515786)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三國 久美 北海道医療大学, 看護福祉学部, 教授 (50265097)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 助産師 / 分娩取扱医療機関 / 保健師 / 連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度の研究結果から継続的な支援が必要な家族のための助産師と保健師の連携指標項目を精査し,【医療機関受診時から退院まで】【退院後】【体制づくり】に関する47項目を抽出した.連携指標項目の評価度(「同意する」~「同意しない」の4段階のリッカート尺度)および同意しない場合の理由,不足項目等に関する自由記載,基本的属性を含めた調査票を研究者間で協議し作成した. 第1回調査:病院および診療所について,層化無作為抽出法により分娩取扱医療機関の半数の1,216施設を抽出した.1施設1名の助産師に保健師と連携をしていることを条件に,自記式質問紙調査票を用いて調査を行った.調査票とは別に,次回以降調査への研究協力の同意の有無,有の場合の連絡先の記載を依頼した.連絡先記載用紙は調査票と別保管とし,調査結果と個人・施設名の照合ができないよう管理した.回収は研究者への個別の郵送法とした.336名(27.6%)から回答が得られ,各項目の同意率を算出して自由記載内容と併せて研究者間で項目の修正・削除を行った.47項目のうち同意率が低い項目は,助産師が保健師業務に直接関わる2項目のみであった.保健師との情報の共有,連絡方法,会議,支援内容の評価,管理者およびスタッフの役割等については同意率が高く,45項目となった.また,自由記載に連携指標とすべき内容と考えるが様々な理由から実施できていないとの記載があったため,各項目に対する実施の程度(「いつも実施している」~「全く実施していない」の4段階のリッカート尺度)および実施していない場合の理由を追加し,第2回調査票を作成した. 第2回調査:第1回調査で作成した無記名自記式質問紙調査票を同意の得られた226名の助産師へ郵送した.回収は研究者への個別の郵送法とし,集計中である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
第1回調査の回収に時間を要したため,第2回調査の開始が予定より遅延した.
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Strategy for Future Research Activity |
第2回調査結果を精査し,第3回調査を検討する.確定した連携指標をまとめ冊子化して指針とし,助産師および保健師に提示し評価を行う.研究協力施設への冊子の配布,関連学会への報告および論文投稿により,当事者および保健医療関係者に研究結果を還元する.
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Causes of Carryover |
調査票作成補助に関わる作業依頼が調整できずに研究者が実施したため,また,督促文書を発送しなかったため差額が生じた.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
データ入力および冊子作成,発送補助費等として使用する.
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Research Products
(1 results)