2015 Fiscal Year Research-status Report
女性冷え症の東洋医学的所見と生体指標との関連及び冷え症ケアの効果検証 の研究
Project/Area Number |
15K11686
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Research Institution | Kanazawa Medical University |
Principal Investigator |
柳原 真知子 金沢医科大学, 看護学部, 教授 (70289990)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山川 淳一 金沢医科大学, 医学部, 准教授 (00319047)
山崎 智里 金沢医科大学, 看護学部, 助教 (00550948)
岩谷 久美子 金沢医科大学, 看護学部, 講師 (10435331)
田村 香奈 金沢医科大学, 看護学部, 助手 (70735381) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 冷え症 / 東洋医学的指標 / 成熟期早期女性 / 妊婦 |
Outline of Annual Research Achievements |
27年度は、研究対象を女子大生とした。研究目的は、成熟期早期にある女性の冷え症の実態を明らかにし、遠赤外線マット使用による冷え症改善の効果を評価することである。このデータの結果を得て、28年度の妊婦を対象とした研究に向けて成熟早期の女性の実態が、基礎データとなる。 研究内容は、①アンケート調査で冷え症の有無、冷え症指数による得点、東洋医学的身体指標(虚証・実証、気虚、気うつ、気逆、血虚、悪血、水滞)の評価と冷え症との関連を見た、②実験協力者を得てインボディーの機械の使用により生体指標(体成分析、骨格・筋、脂肪、肥満評価、筋肉バランス)のチェック調査を行った。この評価と冷え症との関連を見た、③実験協力者を得て遠赤外線のマットの使用により、冷え症の改善の効果を見た。実験前後で、腋下体温、耳孔体温、脈拍、血圧、サーモグラフィーによる比較をおこなった。マット使用時間は30分とし安静臥床とした。臥床中フィーリング音楽をかけた。 対象者は、アンケート調査150名、実験参加者は55名であった。結果の分析は、アンケート調査についてなされた。冷え症の女子大生は60%であった。冷え症尺度と東洋医学的身体指標との相関は明らかにされなかった。他のデータの統計は処理中である。 27年度の研究は、28年度の妊婦を対象とした研究の成熟期早期女性の基礎調査となるものである。このデータがなければ28年度の調査対象となる妊婦という条件が、何らかの影響因子を有するかどうか明確にならないため27年度の調査をおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
成熟期早期女性の調査研究及び実験研究のデータ収集はすべて終了しているが、データ処理が一部、現在処理中である。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度は、妊婦を対象とした研究となる。妊婦にも同じくアンケート調査を行う。実験研究であるインボディーによる生体指標チェックは、妊娠中のため正確なデータを取ることは難しいので、BMI及び体重増加を見る。また、遠赤外線マットの実験は行うが、時期としては11月以降とする。冬場に冷えを感じるものが多いことから、この時期とする。
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Causes of Carryover |
サーモグラフィーカメラについて購入を予定していたが、レンタルが可能となったため差額が生じた。その他については予定通り使用できた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
次の実験の謝礼品及びデータ入力による謝金、データ分析による専門家への謝金及びアンケート調査の通信費などに使用予定である。
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