• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2016 Fiscal Year Research-status Report

乳児をもつ父親に対する育児支援

Research Project

Project/Area Number 15K11694
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

牧野 孝俊  群馬大学, 大学院保健学研究科, 講師 (50389756)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2018-03-31
Keywords小児看護 / 父親 / 育児支援
Outline of Annual Research Achievements

小児看護における対象の1人である父親を、母親と同様の介入ではなく、父親特有の関わりがあることを理解し介入する必要があると考える。このため、父親特有の関わりを理解するため、父親はどのような育児観を持ち育児しているか、パパママクウォーター制度を導入している市町村を含む全国11の保健センターの協力を頂き、子どもの乳児健診や予防接種のために来所された父親58名に対して半構成的面接を実施した。これにより、父親の育児観として5つのカテゴリーが作成された。この育児観とした5つのカテゴリーは、全国の父親であること、父親が様々な労働条件であること、人数を確保した質的研究であることから、これまでの父親を対象とした研究における課題(牧野、2011)をクリアするものとなっている。
このため、この質的研究結果を基に父親の育児観を量的に実施できるよう尺度を作成し、父親の育児不安尺度(川井、2008)、父親の育児ストレス尺度(清水、2006)の3つの尺度を用いて、父親独自の育児不安、育児ストレスを明らかにする。
本研究は、父親を対象とし、父親のために開発された尺度を用いて、乳児をもつ父親独自の育児不安や育児ストレス、ワークライフバランスの現状と今後の課題を明らかにすることができる独創的なものである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

各地で起きている震災の影響により、研究の受入れが困難になっていること、また当初予定していなかったWHOへの長期研修や国際協力における出張が相次ぎ、日本にほとんど滞在していなかったため調査フィールドの調整や倫理的配慮を全国で統一した見解で取り組むための調整ができなかった。
平成28年度は調査フィールドの開始したものの統一した見解を得るに至らず、調査を実施することができなかった。

Strategy for Future Research Activity

平成29年度の研究目的は、調査フィールドとの調整、全国統一の倫理的配慮に取り組み、保健センターへ来所される父親に対するアンケート調査を実施する。

Causes of Carryover

平成28年度は、当初予定していなかったWHOへの長期研修や国際協力による出張が相次ぎ、調査フィールドとの調整ができず、繰越金が発生した。

Expenditure Plan for Carryover Budget

平成29年度の目的は、調査フィールドとの調整と全国統一した見解で倫理的配慮を行い、全国の父親に対するアンケート調査を実施することである。

URL: 

Published: 2018-01-16  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi