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2018 Fiscal Year Annual Research Report

Nursing care of adolesent children and their parents who decided to undergo distraction osteogenesis surgery

Research Project

Project/Area Number 15K11711
Research InstitutionSaitama Prefectural University

Principal Investigator

田村 佳士枝  埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (60236750)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2019-03-31
Keywords骨延長術 / 意思決定 / 思春期 / 看護援助
Outline of Annual Research Achievements

平成30年度は、平成29年度までに収集した子どもおよび親のデータをそれぞれ分けて、M-GTAに基づき分析し、カテゴリーの抽出、概念図の検討を行った。対象となった子どもは、12歳から18歳までの7名で平均年齢は、14.7歳であった。
子どもの骨延長術を受けることの意思決定とその後の取り組みで抽出されたカテゴリーは、<何かを指すのが怖くて覚えていない><延長器の外観と延長術の仕組みへの驚き><延長器の実物と向き合う><自分のからだの特徴と向き合いよくしたい思い><先のことを考えて手術を決断><入院前の揺らぎと術後の痛みを乗り越え充実感を得る><目に見える変化への喜びとやり続けるしんどさ><自身の目標や夢を描いて乗り越える力にする>の8個が抽出された。
一方、骨延長術を受けることを意思決定した子どもの親の認識と支援では、<からだのことを気にして自信をなくす子どもの思いを捉える><骨延長術を子どもが選択した時のための親の準備><子どもの手術に向けた意思確認><意思決定後の揺れを支える><適度な距離感で支える><治療状況を捉え地元校に戻る時期を推し量る>の6個のカテゴリーが抽出され、骨延長術前後のプロセスにおける子どもと親の認識が明らかになった。
子どもが骨延長術を受けることを意思決定するまでには、<自分のからだの特徴に向き合い、よくしたい思い>を親が汲み取り、手術に向けた準備がなされ、子ども自ら意思決定していた。また、この思春期の子どもたちは、学業や学校行事など多くの経験をする貴重な時期にあたり、長期に治療に取り組みながら、自身の目標や夢を描いて乗り越える力にしていた。これまで、骨延長術を受けることを子ども自ら意思決定し、取り組んでいく子どもと親の認識は明らかにされていない。これらの結果は、思春期の子どもの意思決定支援を考える際の一助になるものと考える。

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Published: 2019-12-27  

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