2018 Fiscal Year Research-status Report
介護保険施設等に勤務する看護師のエンプロイアビリティに関する研究
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15K11750
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Research Institution | 湘南医療大学 |
Principal Investigator |
牛田 貴子 湘南医療大学, 保健医療学部看護学科, 教授 (00279910)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | エンプロイアビリティ / 高齢者ケア / 介護保険サービス / 看護職 / 尺度開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は3つの調査から成る。調査①は「看護師のエンプロイアビリティ測定尺度試作版ver.1」を用いた介護保険施設等に勤務する看護師を対象とした調査、調査②は精度と実用性をあげた「看護師のエンプロイアビリティ測定尺度試作版ver.2」を用いた病院に勤務する看護師調査、調査③は調査②を実施した病院の看護管理者へのインタビュー調査である。 今年度は調査①の結果をさらに検討し、試作版ver.2の作成した。試作版Ver.2は「専門性を発揮する力」「ケアを追求する力」「職場でつながる力」「寛容な対応をする力」の4要素22項目で構成される測定尺度である。 この分析の一部を第5回日中韓看護学会(東京)で発表した(Takako Ushida:The Employability of Nurses at Long-team Care Services: Change by experiences, The 5th China Japan Korea Nursing Conference,Sep.2018,Tokyo,Japan)。この発表は、経験(年齢、看護職の通算年数、現職場の勤続年数)と4要素との関連を統計的に検討したものである。「専門性を発揮する力」「職場でつながる力」は経験が長くなるほど高くなるが、「ケアを追求する力」「寛容な対応をする力」は経験とは関係がなかった。すなわち、ケアを追求する力」「寛容な対応をする力」は看護基礎教育段階までに培われ、その後は変化せず保持される力であると考えることができる。また「ケアを追求する力」「寛容な対応をする力」は現場環境で自然には得られにくい能力であるとも考えられる。 また調査②・調査③の調査依頼先の再検討を行った。これは調査を予定していた病院が組織改編により協力不可能となり、新たな協力病院を探す必要が生じたためである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
期間延長承認申請書を提出し承認を得た。延長理由は、①調査協力を依頼していた病院の組織改編により協力が得られなくなり、新たな協力病院を得るのに時間を要したこと、②認定看護師養成課程の開校準備と主任教員の兼務、大学院の開校準備、カリキュラムの改訂等、当初予定していなかった業務が増えたこと等による。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、調査②③の研究倫理審査申請中である。7月~8月にアンケート調査及びインタビュー調査を実施し、10月までに分析、結果をまとめて報告書を作成する。難渋した調査協力施設も、追加で3施設を得ることがで来ている。
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Causes of Carryover |
実施予定であった調査②と調査③が未実施である。そのため、調査②アンケート調査による郵送代と人件費、調査③インタビューによる調査の旅費と謝金、および報告書印刷代等が未使用である。
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Research Products
(1 results)