2020 Fiscal Year Research-status Report
在宅認知症高齢者の住環境整備に関するデータベースシステムの開発
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15K11755
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
原 祥子 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 教授 (90290494)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 認知症ケア / 住環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
認知症高齢者の在宅生活支援における住環境整備に焦点をあて、地域の実情を踏まえたデータベースシステムを開発することを目指した研究である。研究課題である「地方都市・中山間地域に暮らす認知症高齢者に対して在宅サービス提供者及び家族が実施している具体的な住環境整備の内容(住環境アセスメントの視点と住宅環境配慮の具体例)を明らかにし、データベースに格納するデータをそろえる」ために行った、島根県内の地方都市(松江市)と中山間地域(飯南町)での現地調査(各3ケースの計6ケース)の結果をもとに、在宅認知症高齢者に対して家族が実施している住環境の具体的整備内容とその意図に関する詳細分析をすすめた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
データが複雑であり、詳細分析に時間を要するため。 また、2020年度当初よりCOVID-19感染拡大の影響を受け、研究以外の大学管理業務に多大な時間と労力をかけなければならない状況となり、研究協力者(老人看護専門看護師及び認知症看護認定看護師)においては医療に専念することが求められることになり、研究に費やす時間の捻出が困難であったため。
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Strategy for Future Research Activity |
分析作業を研究協力者と分担・協働する。
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Causes of Carryover |
2020年度当初よりCOVID-19感染拡大の影響を受け、研究以外の大学管理業務に多大な時間と労力をかけなければならない状況となり研究に費やす時間の捻出が困難であったことにより、研究成果の発表および研究成果報告書のとりまとめができなかったため。 今後、研究成果の発表をし、報告書の作成に使用する計画である。
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