2018 Fiscal Year Annual Research Report
A Study on the Overall Satisfaction Level of Senior Citizens who are Home-care Recipients with Community Medical Welfare Services
| Project/Area Number |
15K11792
|
|---|
| Research Institution | Nagasaki University |
|---|
Principal Investigator |
横尾 誠一 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (90508318)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大町 いづみ 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 准教授 (40342406)
中根 秀之 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (90274795)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2019-03-31
|
| Keywords | 離島 / 在宅 / 高齢者 / 医療福祉サービス / 満足度 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
わが国は超高齢社会を迎え、様々な健康障害を持って在宅で生活する高齢者が増加している。その中でも離島地域における高齢化の進行は顕著であり、離島地域における在宅療養高齢者への医療福祉サービスの維持・向上は喫緊の課題である。先行研究において、離島地域の在宅療養高齢者を対象とした医療福祉サービスの満足度を検証した研究蓄積は十分とは言い難い。離島地域の在宅療養高齢者による医療福祉サービスの満足度を明らかにすることは、サービスの質と在宅高齢者のQOLの向上に有益であると考える。そこで、本研究は離島在住の在宅療養高齢者を対象に地域における医療福祉サービスの満足度に関する要因を明確にすることを目的とする。
A県内離島地域5ヶ所の通所リハビリテーション施設のサービスをりよしている高齢者220名を分析対象とした。調査方法は、日本語版Client Satisfaction Questinnaire8(以下CSQ-８Jとする)、個人背景等ｐの研究者作成の調査票および日本語版ルーベンソーシャルネットワーク尺度を使用し、自己記入式にて実施した。分析方法はCSQ-８Jを従属変数、個人背景等の項目を独立変数とし、t検定、重回帰分析(ステップワイズ法)にて解析した。尚、本研究は長崎大学大学院医歯薬学総合研究科倫理審査委員会の承認を受けて実施した(承認番号：15051412)。
t検定、重回帰分析の結果、「病気、治療に関する情報が福祉職種間で共有されている」の項目が医療福祉サービスの満足度の影響要因であり、「共有されている」と思う者が有意に満足度が高かった。
本研究の結果から福祉職者が医学的側面からのアセスメントに基づいたサービスがさらに求められてるいることが示唆された。
|
