2016 Fiscal Year Research-status Report
統合失調症者に対する効果的な認知機能リハビリテーションプログラムの開発と検証
Project/Area Number |
15K11829
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Research Institution | Seijoh University |
Principal Investigator |
坂井 一也 星城大学, リハビリテーション学部, 教授 (10531478)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木村 大介 関西福祉科学大学, 保健医療学部, 講師 (90513747)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 認知機能 / 統合失調症 / スポーツ |
Outline of Annual Research Achievements |
研究協力者の高野氏、木納氏らと共に「認知機能を活性化するトレーニング、Cognitive Activation Therapy(CAT)」について検討し、社会的認知の要素加えた修正版を作成し、関西医科大学付属病院デイケア、秋津鴻池病院デイケアにおいて検証を始めている。研究期間を1年間、評価項目を増やしたために対象者が減少していることが課題になっている。 フットサルと認知機能についても検討を行い、全国大会参加者の方が地域大会参加者より認知機能(言語性記憶、運動機能、遂行機能、ワーキングメモリ)が高い可能性が考えれた。第51回日本作業療法学会(東京)において報告する予定である。
第50回日本作業療法学会(札幌市)において「統合失調症患者に対するスポーツを用いた認知機能リハビリテーションの効果」を報告し、関連の「精神障害者フットサルの現状と効果‐全国大会参加者のアンケート調査‐」も報告した。 パイロットスタディの研究結果「Practice of a sports program using multiple tasks to improve cognitive function of patients with schizophrenia」を平成29年度中に論文投稿予定である。 また、平成29年度中に開発したプログラムの紹介する研修会を行う予定であり、プログラムを紹介する小冊子の作成を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
パイロットスタディを行い、プログラムの修正版を作成し、現在、修正版のプログラムの検証中である。平成29年9月までにデータ収集を終え、分析を行う予定である。 修正版プログラムの検証期間を1年に、評価項目の大幅増加を行ったために対象者が少なくなっている。
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Strategy for Future Research Activity |
修正版プログラムの検証を行うと共に、プログラム紹介の研修会を行う予定である。 また、学会等での報告も予定している。
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Causes of Carryover |
やや研究が遅れている。今後、研究協力者で会議等を行い、研究をまとめて学会等での報告、研修会等で研究の紹介を行うための経費を予定している。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
学会等の報告、研修会等でのプログラム紹介のための経費を予定している。
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Research Products
(2 results)