2017 Fiscal Year Annual Research Report
A study on recognition of nursing professionals on decision-making sharing (SDM) for mentally disabled persons
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15K11839
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Research Institution | Tokyo Metropolitan Institute of Medical Science |
Principal Investigator |
新村 順子 公益財団法人東京都医学総合研究所, 精神行動医学研究分野, 主任研究員 (90360700)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中西 三春 公益財団法人東京都医学総合研究所, 精神行動医学研究分野, 主席研究員 (40502315) [Withdrawn]
田上 美千佳 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 教授 (70227247)
浅沼 奈美 杏林大学, 保健学部, 教授 (00365206)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 精神障碍者 / Sahsred decision making / リカバリー / トラウマインフォームドケア |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度は、当事者、看護職、医師、精神保健福祉士などからなる、研究コアチームを中心に、これまでに行ったフォーカスグループインタビューでのディスカッションの内容、英国リバプールへのメンタルヘルストラストの視察、また文献検討などから、精神科急性期病棟において、当事者とのShared Decision Making(以下SDM)に基づいたケアを実現するために適切なケアプログラムを検討した。 その結果、1990年代からUSAを中心に実施されている、当事者がそれまで受けていたトラウマに配慮し、かつケアの場での再トラウマ体験を予防することを意図する、トラウマインフォームドケアに焦点を当て、日本での導入を試みることとした。すでに、トラウマインドームドケアについて、精神科への導入と普及を先駆的に行っている研究者らの協力を得て、精神科臨床スタッフへの、トラウマインフォームドケアの研修プログラムを試験的に実施した。 研修の主な参加者は、東京近郊の精神科病院スタッフ約60名であった。研修の内容はトラウマインフォームドケアの定義や概念、実践への応用などについての講義とグループワークとした。トラウマインフォームドケアのスタッフへの効果的な教育方法の確立に向けて、研修前後での、参加者のトラウマインフォームドケアに対する知識やケアへの態度/認識についての変化を測定する自記式アンケート調査を実施した。現在、研修の効果について結果を解析中である。
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Remarks |
公益財団法人東京都医学総合研究所心の健康プロジェクトHP http://www.igakuken.or.jp/mental-health/
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