2019 Fiscal Year Annual Research Report
At-home end-of-life care and ways of fostering social capital based on regional characteristics
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15K11850
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
大町 いづみ 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 准教授 (40342406)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青柳 潔 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80295071)
横尾 誠一 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (90508318)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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Keywords | 在宅ターミナルケア / ソーシャルキャピタル / 訪問看護師 / 介護支援専門員 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、訪問看護師と介護支援専門員を対象に、ターミナルケア態度に影響する要因について、個人属性、主観的健康感、Social Capital(SC)指標の観点から検討し在宅緩和ケアの質の向上に向けた解決策を見出すことである。 長崎県、山形県、長野県の訪問看護ステーションに勤務する訪問看護師444人、居宅介護事業所に勤務する介護支援専門員388人に自記式質問紙による調査を2016年10月~2018年3月に実施した。不完全回答を除いた745人(訪問看護師402人、介護支援専門員343人)を解析対象とした。 調査内容は、基本属性、主観的健康観、身近な人の死別体験の有無、地域への信頼感、地域医療に対する安心感、近所付き合いの程度、地域活動の有無・内容のうち個人のSC測定指標に関するものは、先行研究を参考にした。ターミナルケア態度は日本語版ターミナルケア態度尺度を用いて測定した。 対象者の平均年齢は訪問看護師47.2±8.8歳、介護支援専門員48.3±9.1歳、勤務経験年数は訪問看護師10.8±8.8年、介護支援専門員7.9±5.7年だった。Mann WhitneyのU検定の結果、全体の解析で職種別(p<0.001)、性別(p=0.002)、勤務経験年数(p=0.008)、地域への信頼感(p=0.001)、近所付き合いの程度(p=0.005)、地縁的な活動の有無(p=0.036)、ボランティア等市民活動参加(p=0.009)がターミナルケア態度に有意に関連していた。重回帰分析の結果、「職種が訪問看護師」「地域への信頼度がある」の順にターミナルケア態度得点が高いに有意に関連していた。 訪問看護師と介護支援専門員のターミナルケア態度に関連する要因は、職種間で異なった。SCとの関連も示されたことから、職種間、地域性に考慮した支援システムを構築していくことの必要性が示された。
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Research Products
(2 results)