2021 Fiscal Year Research-status Report
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15K11851
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
蒲原 真澄 宮崎大学, 医学部, 講師 (00468026)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 地域 / 認知症 / 認知症カフェ / 高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
認知症や認知症サポーター養成講座の受講者を対象に活動の実態や課題について検討することを目的に計画をしている。また、新型コロナウイルス感染症の影響や医療の進歩により、認知症に関する認識や対応、状況も日々変化していることがうかがえる。 認知症の実情を確認するため、地区把握を行った。地域包括支援センターの職員や利用者から、高齢者の生活状況や認知症の状況について地域の実情を含め、聞き取り調査を行った。その結果、認知症を発症しやすい80代~90代の高齢者について、新型コロナウイルス感染症拡大やまん延防止等重点措置による外出自粛、家族からの外出制限(新型コロナウイルス感染症罹患による重症化が考えられる)等もあり、高齢者の活動量低下および、認知症の出現等がうかがえることが分かった。 しかしながら、認知症サポーター養成講座での調査は、新型コロナウイルス感染症の影響から開催が中止されていたり、開催しても参加者が限定されていることから研究を進めることが出来なかった。また、地域での活動の場の1つである認知症カフェでの調査についても開催が中止されていたり、参加対象者が限定されており、調査を実施することができなかった。 認知症に関する講習会および認知症予防実践に関わる講習会へ参加した。各論から総論、現在の認知症予防への取り組みについて学びを得た。また、認知症高齢者や家族、一般高齢者を施設や在宅支援でサポートする介護職や健康運動指導士、看護職とともにを現状について意見交換を行い、新たな知見を得ることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
ねらいとしている認知症カフェの開催が新型コロナウイルス感染症の流行によりなくなっており、また開催しても参加者が限定されていることから研究を進めることが出来なかった。
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Strategy for Future Research Activity |
認知症サポーターの活動の実態等を把握していきたい。地域包括支援センターや介護保険課へ調査に関する調整を行い、認知症サポーター養成講座での調査の実施を行っていく。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症拡大に伴うまん延防止等重点措置や県内独自の緊急事態宣言により予定していた計画を進めることができなかったため。
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