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2015 Fiscal Year Research-status Report

都市における“死別を支え合うコミュニティ”を育むプログラムの開発

Research Project

Project/Area Number 15K11866
Research InstitutionSt. Luke's International University

Principal Investigator

小野 若菜子  聖路加国際大学, 看護学部, 准教授 (50550737)

Project Period (FY) 2015-04-01 – 2019-03-31
Keywords死別 / コミュニティ / 都市 / プログラム開発
Outline of Annual Research Achievements

2015年度は、研究テーマに関する文献検討を実施し、所属機関の研究倫理委員会にインタビュー調査の研究計画書を提出し承認を得た。その研究計画概要を下記に記す。
近年、地域の関係性の希薄化が言われており、家族や近隣の人々といったインフォーマルな支援、住民の理解や協力といった地域基盤の形成が課題とされている。こうした地域基盤が看取りを選択する影響要因の一つであり、身近な生活圏が自宅での看取りの支援に影響しているとも考えられる。
また、身近な人々によるサポート力の弱まり、社会的孤立といった都市の課題は、死別に遭遇する個人にも悪影響を及ぼすと考えられる。さらに、葬送儀礼の簡略化等もあり、身近な人からの支援が減少し、人々が死別の苦悩を乗り越える負担が危惧される。人々がお互いのつながりを意識しながら、“死別を支え合うコミュニティ”をつくり、死別を語り支え合う風土や文化を養うことは、お互いを思いやるまちづくり、人々の健康の維持・増進につながるであろう。
そこで本研究では、都市における“死別を支え合うコミュニティ”はどのような概念か探索することとした。そのため、身近な人から死別の相談を受けた地域機関の職員や住民にインタビューを行う質的記述的研究を実施する(2016年度開始)。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

昨年度は、通常業務が忙しくなり、予定通り、研究計画を進めることができなかった。2016年3月に所属機関研究倫理委員会に研究計画書を提出し受理されたため、現在、調査に取り掛かっている。

Strategy for Future Research Activity

地域の死別サポートを推進することは、地域包括ケアシステムの向上につながると考えられるが、地域の死別サポートの現状はよくわかっていない。今回のインタビュー調査の結果や文献検討を踏まえて、必要に応じて、質問紙調査を実施し、地域の死別サポートの現状を調査する予定である。

Causes of Carryover

通常業務が多忙になり、研究計画書の作成等の研究活動に遅れがでているため。

Expenditure Plan for Carryover Budget

今年度から、インタビュー調査を開始し、研究費を研究活動に充て、徐々に研究計画の遅れを取り戻していく。

URL: 

Published: 2017-01-06  

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