2015 Fiscal Year Research-status Report
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15K12078
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
高木 康博 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (50236189)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ヒューマンインターフェイス / ホログラフィー / マクスウェル視 / 弱視 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)実験装置の作製:本研究で用いる計算機ホログラムによるマクスウェル視を実現する実験装置を作製した。光源には赤色LEDを用い、空間光変調器には液晶振幅変調型のものを用いた。装置を小型化するために、組み合せレンズを用い、さらにホログラムの波面変調を活用して光学系の長さを短縮した。手で持てるサイズの実験装置を実現できた。 (2)新しいホログラム計算法の研究:マクスウェル視を実現するホログラムの計算法を開発した。瞳の位置で集光する波面を回折計算で求めることで実現した。また、上記の光学系の短縮に対応するように計算法を変更した。 (3)集光点の電子的移動:上記のホログラム計算法で、計算時に指定する集光点の位置を変えることで、ホログラム再生時の集光点の位置を電子的に移動できるようにした。 (4)理論の構築と実験的検証:集光点のビーム径と被写界深度の関係を明らかにし、さらに、網膜像の解像度との関係を求めた。 (5)人間を用いた実験:上記の実験装置と計算法を用いて計算機ホログラムによるマクスウェル視を実現し、人間を用いた実験によりマクスウェル視の実現を確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
平成27年度に予定した研究内容はすべて行った。さらに、平成28年度に予定していたホログラム表示光学系の小型化についても一部先行して実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
当初計画通りに研究が進んでいるので、平成28年度も当初の研究計画に従い研究を遂行する予定でいる。さらに、今年度と同様に、当初の研究計画にない内容についても、本研究を推進するうえで必要と認めた内容については、積極的に取り組む。
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Research Products
(2 results)