2016 Fiscal Year Annual Research Report
Automatic generation of photographic mosaics for poster presentations
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15K12121
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| Research Institution | Ibaraki University |
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Principal Investigator |
梅津 信幸 茨城大学, 工学部, 講師 (30312771)
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2015-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 写真コラージュ / 輪郭線抽出 / Lab表色系 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
手作業で行うには大変な労力を要するフォトモザイク（多数の写真を用いたコラージュにより別のモチーフを表現するアート手法）を、画像処理アルゴリズムで自動生成する手法を、前年度に続いてさらに改善した。本研究テーマにより開発したシステムにより、従来までは蓄積される一方であまり活用の場がなかった多数のデジタル写真を用いて、個人のセレモニーや地域のイベントなどに効果的に利用できるポスターが作成可能となった。
従来の手法ではグリッド状に配置される素材画像において隣接画像間の不連続さが顕著となるため、画像処理において境界線の方向の表現に広く用いられるフーリエ記述子と、画像のオーバーサンプンリングにより境界線の連続性を確保した。
また、RGBやHSVなどの表色系ではなく、色差の大小関係が人間の視覚に近いとされるCIE Lab表色系を用いて画像マッチングを行うことで、特に遠距離から見た時のフォトモザイクの自然さがさらに向上した。
また、昨年度に開発した、フォトモザイク用の評価指標をさらに改良し、人間の視覚による評価に近づくよう変更した。具体的には、(1) 色彩の再現性、(2) 境界線の品質、 (3) 素材となる小画像の合計使用枚数、(4) 素材画像のバリエーションの豊かさ（重複の少なさ）がフォトモザイクの印象を大きく左右することが判明した。
これらの成果に基づいて、国際会議3件、国内会議1件の研究発表、およびJR駅構内におけるフォトモザイクアート展示を実施し、得られた知見の公開に努めるとともに、各学会において他の研究者との議論を通じて有用な意見を得た。
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