2017 Fiscal Year Annual Research Report
Study on portfolio to support sustainable growth of research community
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15K12168
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
佐野 雅彦 徳島大学, 情報センター, 准教授 (00274259)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 哲史 徳島大学, 情報センター, 教授 (00243733)
松浦 健二 徳島大学, 情報センター, 教授 (10363136)
関 陽介 徳島大学, 情報センター, 特任助教 (10623704) [Withdrawn]
大平 健司 徳島大学, 情報センター, 講師 (40515326)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 研究動向把握支援 / 研究室配属支援 / ゼミ議事録活用支援 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は,個々の研究活動を活発化させ,研究コミュニティにおける集合知の進化・進展を支援するeポートフォリオ環境及び支援モデルの設計,開発,評価を目的としている。平成29年度では,平成27,28年度の活動成果をフィードバックし,有効性を評価するための研究活動を実施した。また,これらについて学会等で報告した。 (1)組織が保有する研究者・業績情報を活用し組織の活動状況の可視化するための手法を試作・評価した。これは,科研費研究分野分類と科研費DBを活用し,その分類基準を用いて対象組織の研究活動動向を可視化する。評価分類基準として科研費研究分野分類を用いることにより組織依存性の低い,他組織との比較可能な結果を得ることが期待できる。また,科研費の採択件数・配分額,分野注力状況,関連研究者,関連キーワード等の情報提示により,とくに若手研究者が研究方針を検討するための判断材料として活用できることを博士課程の学生を対象とした評価実験により確認した。 (2)大学の研究室における活動成果物であるゼミ活動の議事録を有効活用し,研究効率改善(気づきや振り返り)を支援するため, eポートフォリオシステムmahara上のプラグインとして動作する議事録システムを試作・構築中である。これまでに蓄積された研究資産(論文,メモ,スライド等)やゼミ録画ビデオと関連付して記録し,研究成果物として再利用することを試みている。 (3)前年度試作した大学の研究室配属を支援するシステムを改善した。これは,先行試作システムを既研究室配属済学生に対して評価実験した結果を踏まえ,処理過程やユーザインタフェイス等について改修し,研究者らが関与する研究室配属前の工学部学生3年生の協力者を対象に評価実験を実施した結果,学生が配属希望研究室情報を取得するための手法として有効であることを確認した。
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Research Products
(5 results)