2015 Fiscal Year Research-status Report
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15K12403
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Research Institution | 一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び東海事業センター(利用研究促進部)) |
Principal Investigator |
上野 健治 一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び東海事業, その他部局等, その他 (40370069)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青木 貞雄 一般財団法人総合科学研究機構(総合科学研究センター(総合科学研究室)及び東海事業, その他部局等, その他 (50016804)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ものづくり教育 / プレインターンシップ / ものづくり実践教室 / 伝承システム |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度の成果としては、 1.高度科学研究を支える高度技術の現状と課題について、伝承システムの構築のあり方を主に研究分担者と毎月2回会合を持ち、参考文献、参考書、及び新聞記事等の調査を踏まえ、徹底的な議論を行った。期間中に1回、所属する総合科学研究機構の内部で、その考え方について口頭発表した。 2.1の考え方を整理し、総合科学研究機構の機関誌「CROSS T&T」の2016年2月号(No.52)にて、「プレインターンシップの提案」--ものづくり実践教育システム構築のための調査研究ーーを上野、青木の連名で発表した。この論文の中で、かつては町にはものづくりの工場が数多くあり小学生のころに見聞きする機会があった。今日ではそのような現場を知る機会が非常に少ない。よって、子供向けものづくりの実践教育をはじめとして、子供の成長に合わせた現場教育が各段階で受講できるしくみを提案した。 3.プレインターンシップの提案に基づいて、神奈川県西部のものづくりの中企業の協力を得て、平成28年3月28日(月)この地区の小学生と保護者計14名の皆さんに「ねじの勉強、加工、星空の話及び工場見学会」を実施し、上記の本研究の考え方が子供たちに理解されること、子供たちがものづくりの工場を見学して直接学ぶこと等、子供たちとの自由な議論をして成果の検証を行った。 平成28年度は、インターンシップの進化した取り組み方の提案を検討しており、併せて、茨城県、神奈川県の2県において子供向けものづくり実践教室を開催する計画である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究概要に記載のように、ものづくり実践教育システム構築を目的とした調査、議論及びこの考え方による実際の勉強会を通じてそのあり方の要否を研究者が経験することができた。1年間の基本計画の内容を、ほぼ達成できている。なお海外情報の入手については、平成28年度にさらに注力しこの項目での成果をまとめる計画である。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度の研究進捗、実績を踏まえ、申請書の計画に沿って、活動内容は下記のように推進する。 1.調査(国内外)研究活動を行う。 2.月1回の研究者間での勉強会を継続する。 3.小学生向けのものづくり実践教室を2か所程度開催する。
以上の活動を年度末を目途にとりまとめ、ものづくり実践教育システム構築のための考え方を論文にまとめ公表する。
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Causes of Carryover |
子供たち向けのものづくり実践教室の費用が、予想額を大幅に下回ったため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
パソコン等の物品購入および子供たち向け実践教育を2回開催する。
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