2015 Fiscal Year Research-status Report
物理計算に裏付けられたリアルタイム津波避難体験シミュレータの構築
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15K12484
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
浅井 光輝 九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (90411230)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
一色 正晴 愛媛大学, 理工学研究科, 助教 (30583687)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 津波防災 / 粒子法シミュレーション / 体験型シミュレータ |
Outline of Annual Research Achievements |
粒子法による3次元津波遡上解析結果を基にした体験型3Dシミュレータの開発を目指し、まずは実都市の3次元解析を実施した。具体的には、東海・東南海連動地震時に被害が危惧されている高知市を対象として、3次元都市モデルを作成し、最小で50㎝解像度の粒子法解析を行った。 また併行して、可視化ツールの選定とシミュレータへの拡張を検討した。可視化ツールとしては、建築分野での意匠設計に用いられるソフトが有効となることを確認し、また3Dゲーム作成ソフトとの親和性もあることまで確認できた。 また2年度目以降には、ヘッドマウントディスプレイと歩行コントローラを購入する計画であり、上記データを用いたシミュレータの試作品の開発へと発展さえる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1年目に予定していた研究項目については、すべて順調に実施できた。ヘッドマウントディスプレイ、および歩行コントローラがまだ販売されなかったため、2年目早々には試作品開発へと向かう準備は整ったため、順調に進展していると判断した。
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Strategy for Future Research Activity |
体験型シミュレータを試作するための3次元計算例は既に実施済みであり、あとは体験型シミュレータを実践するためのデバイス(ヘッドマウントディスプレイおよび歩行コントローラ)が届き次第、試作品開発へ向かう。なお、既に3次元動画までは作成できており、あとはリアルタイムコントロールを可能とするように、3Dゲーム開発ソフトによりデータ変換を行う予定である。
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Causes of Carryover |
購入を予定していた物品が年度内で発売されず、2016年度に発売になったため、2016年度に予算を残すことにしました。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
2016年6月には予約していた物品が届くことになっており、予定通り予算を施行できます。
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Research Products
(8 results)