2016 Fiscal Year Annual Research Report
Real-time tsunami evacuation experience simulator supported by a physical numarical simulation
Project/Area Number |
15K12484
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
浅井 光輝 九州大学, 工学研究院, 准教授 (90411230)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
一色 正晴 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 講師 (30583687)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | 津波防災 / 粒子法シミュレーション / 体験型シミュレータ |
Outline of Annual Research Achievements |
南海トラフ地震が発生時には,東日本大震災時と同程度以上の津波が発生する危険性が高く,ハード防災(構造物で守る)だけでは人命を守ることは困難であり,被災者ゼロのためには有効なソフト防災(防災教育等)が重要なキーとなる.一方で2011年以降,数値解析により精緻に津波被害を予測するため,特に陸地への津波遡上現象を3次元問題として解く研究が推進されており,スパコンを使えば1m程度間隔以下で間隔での計算が可能となりつつある.そこで、まずは南海トラフ地震時を想定し、高知市を対象とした3次元津波遡上解析を実施した。これまでに実施してきた立体プロジェクターを使ったひとの視線から立体視する可視化技術を発展させ,本研究ではヘッドマウントディスプレイによるウェアラブル立体視と歩行コントローラを用いたリアルタイム津波避難体験シミュレータを開発することに成功した。また複数の人に体験いただくことで、同体験型シミュレータは防災教育をはじめとしたソフト防災に貢献できるシステムであることを確信することができた。
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Research Products
(8 results)