2016 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
15K12713
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Research Institution | Kyoto College of Nursing |
Principal Investigator |
盛永 美保 京都看護大学, 看護学部, 准教授 (60324571)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
番所 道代 京都光華女子大学, 健康科学部, 准教授 (50525318)
今堀 智恵子 京都看護大学, 看護学部, 助教 (00437138)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 睡眠 / 生活習慣病 / 渇同僚 |
Outline of Annual Research Achievements |
【目的】本研究の目的は、まず、1)中高年勤労者の睡眠の実態と2)女性の睡眠の実態を明らかにし、男女での相違点について検討すること。さらに、3)糖尿病患者の睡眠の実態と血糖コントロールへの影響を明らかにする。また、全データを結合することにより、4)睡眠と生活習慣病の保有・管理状況への関連について明らかにすることであり、本年度は主に3)糖尿病患者の睡眠の実態を調査した。 【方法】2型糖尿病で外来通院中の患者を対象とし、ウエアラブル端末(EPSON PULSENSE PS-500)により、活動量と睡眠時間を1週間程度計測し客観的に評価する。また、自記式質問紙により、基本属性、既往歴・現病歴の有無、日頃の睡眠時間、運動習慣、ストレスの程度、日頃の健康行動等について調査を行った。 【結果】糖尿病患者57名の同意を得た。現在3名のウエアラブル端末の返送を待っている。現在54名の計測結果および質問紙の回答を順次データ入力している。54名のうち自記式質問紙への回答が得られたのは53名で、ウエアラブル端末により計測データが得られたのは49名である。しかしながら、ウェアラブル端末によりデータが得られた者のうち、睡眠のデータが欠損している者もおり、今後データの整理を行うとともに、対象者数を増やしてデータを蓄積し、検討する予定である。加えて、中高年勤労者12名にも調査の同意を得た。中高年勤労者においては12名ともウエアラブル端末による計測結果および質問紙の回答ともデータを得ることができた。現在データ入力中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究の対象者は1)中高年勤労者、2)女性、3)糖尿病患者であるが、いずれも予定数に達していない状況である。1)中高年勤労者については現在20名程度の同意が得られる見込みで、調査を進行中ある。3)糖尿病患者については1施設で調査を終了し、現在2施設で調査を行うべく調整を行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、ウエアラブル端末を増やし、研究協力者を得て、データを可能な限り蓄積して、目的に挙げた、睡眠の実態を明らかにすること、男女での相違点や生活習慣病保有のとの関連等について検討できるように研究を遂行する予定である。
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Causes of Carryover |
調査の遂行が遅れ、調査補助者の人件費が減額となったこと、および研究成果の発表が困難であったことにより、次年度使用額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
翌年度分と合わせて、研究に必要な物品や人件費として使用する予定である。
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