2015 Fiscal Year Research-status Report
衝動性に関する言語学、ならびに認知神経科学的アプローチ
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15K12884
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| Research Institution | National Center of Neurology and Psychiatry |
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Principal Investigator |
曽雌 崇弘 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所, 常勤研究員 (00381434)
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| Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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| Keywords | 衝動性 / 時間的参照点機能 / 事象関連電位 / 機能的ネットワーク |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、時間的参照点機能に着目し、衝動性の時間的参照点機能不全仮説を提案し検証することを目的とした。今年度は、予備実験データをまとめ、論文投稿、ならびに研究会報告などを行った。時間的参照点機能にかかわる、副詞節辞「とき」と「ので」を用いて、言語の事象関連電位データをまとめ、IPSJ Transactions Bioinformatics誌に掲載した。主な結果は、参照的機能処理に違反がある場合、頭頂、後頭部で脳活動が上昇した。発生源推定を行ったところ、右楔前部の活動が関連し、前頭前野と機能的連結が見られた。右楔前部は、時間的参照点機能だけではなく、空間的参照点機能にかかわっていることが報告されており、この皮質エリアを含んだ機能的ネットワークの変動を調べることで衝動性のメカニズムにアプローチできることが示唆された。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
時間的参照点機能に関わる予備実験の成果発表はできたが、本実験がスタートできていない。
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| Strategy for Future Research Activity |
言語/非言語同時課題、ならびに反応抑制課題を行い、衝動性の参照点不全仮説を調べる。予備実験の成果が公になっているので、それを基礎にして実験を推進する。
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| Causes of Carryover |
予定していたPCや解析ソフトなどの購入を見送ったこと、発表予定の論文が1本少なかったこと、海外学会発表がなかったことが主な理由である。
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| Expenditure Plan for Carryover Budget |
学会発表、論文発表、人件費、書籍購入等を行う。
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Research Products
(3 results)
