2017 Fiscal Year Annual Research Report
the development of a learning strategy with assertiveness and social skills focusing on the foreign language anxiety
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15K12928
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Research Institution | Kagoshima National College of Technology |
Principal Investigator |
坂元 真理子 鹿児島工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (60370061)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
保坂 直之 鹿児島工業高等専門学校, 一般教育科, 教授 (80280501)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 外国語コミュニケーション / 外国語不安 / ソーシャルスキルトレーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
日本人の英語学習者の英語コミュニケーションについての自信と外国語不安について前年度までに収集したデータの統計的分析を行い、「英語コミュニケーションに自信がある学習者は無い学習者に比べ動機が高く不安が少ないが、授業活動への意識や授業参加の態度には違いは見られない」という結果を得た。この内容はProceedingsにまとめ、7月に国際学会での発表を行った。またこの結果を受け、スウェーデンのNTI高校との3つの共同プロジェクトを行った。このプロジェクトの目的は、学習者が英語学習とコミュニケーションへの不安を減らし、活動を行う過程の中で自信を身につけのびのびと自己表現ができるようになることで、最終的に自分から英語でコミュニケーションを行おうとする頻度を高めることである。日本とスウェーデンの双方の学習者が協力して課題に取り組む過程の中でコミュニケーションを行うことで、好奇心と期待がコミュニ ケーションや学習活動に対する不安を上回るように設定した。それと同時に、学習者が自分で練習ができ徐々にグループ活動や表現活動に慣れていけるため、コミュニケーションの実践場面で役立つことを想定した基礎活動、グループワーク、発表活動、 ソーシャルスキルについてのメタ活動を並行させて行った。期間中双方の学習者はプロジェクトへのやる気を維持しつつ個々の活動に積極的に参加し、プロジェクト終了後も互いにコミュニケーションを続ける学習者も見られた。 ソーシャルスキルの取り入れ方や支援方針・方法については特別支援教育が専門の校長が経営する北欧の学校の視察調査とインタヴューを行い、基本的な指導方針や学年をまたいだ支援方法、児童生徒の社会性を育成するためのシステム、具体的支援技術、教材等について多くの示唆を得ることができた。 また、前年度までに国内学会に発表した内容を論文にまとめ、学会誌への投稿を行った(現在査読中)。
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Remarks |
研究分担者(保坂直之)がドイツ語教授に関する研究成果をまとめ、授業内活動について提案等を行うホームページである。
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