2015 Fiscal Year Research-status Report
美しさを競争力とする事業モデルの探求ーデザイン・コミュニケーションとマネジメント
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15K13045
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
井村 直恵 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (10367948)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | デザインマネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、デザイン産業における知識ダイナミズムについて焦点を当てる。本研究では、多くのデザインマネジメントの研究が、主としてイノベーションや、デザインと組織アーキテクチャの適合性等に焦点を当ててきたものの、従来の研究があまり着目をしてこなかった美しさ等の感性を形にするプロセスを明らかにするものである。 本年度は、第1に、デザインマネジメントに関する研究のレビューを実施し、デザインとは何か、先行研究での論点を整理した。第2に、前年度に実施した、美しいデザインと革新的なデザインの開発プロセスの違いについて、再度ワークショップを実施し、データの蓄積をした。研究成果は、7月のEGOSの年次総会(アテネ)にて発表した。第3に、平成28年2月にスタンフォード大学デザインセンター、革新的なイノベーションプロセスで知られるIDEOを訪問した。加えて、デザインスクール主催のワークショップに参加した。スタンフォード大学で導入しているDesign Thinkingのプロセスでは、顧客の真のニーズを探り出し、今までになかった方法でそれを商品化につなげる方法を実践するとされている。今回の調査では、Design Thinkingのための環境設定課題を、IDEO社内の見学やIDEO社員とのディスカッションを通じて知るとともに、Design Thinkingが、既存のイノベーションプロセスとどのように異なるかを考察した。また、訪問期間中、スタンフォードデザインスクールの学生や国際ビジネスの研究者達と、企業「らしさ」、その国の文化「らしさ」の創出という点での知識ダイナミズムについての意見交換を行い、今後の研究に対する知見を得た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、スタンフォード大学デザインセンター、IDEOの訪問、及びワークショップに参加し、新たな研究視点を得た。また、EGOSにて学会発表を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
デザイン企業数社に聞取り調査を実施する。 スタンフォードデザインスクールを再訪問し、研究者との意見交換を行う。
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Causes of Carryover |
訪問予定であったデンマークの企業から来年度での訪問を打診されたため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
デンマーク・イタリアにて約2週間デザイン企業数社を訪問予定である。繰越分を旅費に計上する。
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Research Products
(1 results)