2017 Fiscal Year Annual Research Report
Continuous support for child-rearing: implications from the Finnish neuvola system
Project/Area Number |
15K13106
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Research Institution | Kibi International University |
Principal Investigator |
高橋 睦子 吉備国際大学, 保健医療福祉学部, 教授 (50320437)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 家族福祉 / 子育て支援 / フィンランド |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度の総括として、代表者・高橋が2017年6月30日に国際公共政策学会国際会議 (シンガポール国立大学)で研究成果を口頭発表した。この発表原稿はさらに加筆修正し査読付き学術論文として2018年1月に公表した。(発表題目は"Policy narratives in formation of comprehensive support systems for parenting and childcare in Japan")また、子育て支援を含むさまざまな支援にとって日本でも関心が高まっているオープンダイアローグ(フィンランド発祥)の創始者2名の講演(8月20日, 東京大学)において通訳を務め研究交流に参加した。9月から11月にかけ全国6か所で実施された, 厚生労働省の委託事業「子育て世代包括支援センター・マネジメント業務についての研修」(日本家族計画協会)での講師の一人として協力した。11月25日には日本乳幼児精神保健学会Four Winds第20回全国学術集会シンポジウム「乳幼児の権利とは何か」においてパネリストの一人として、子どもの権利の視点からフィンランドのネウボラについて報告した。『チャイルドヘルス』, 『教育と医学』,『外来小児科』などの専門誌に(依頼)寄稿し, 「切れ目ない支援」について, 母子のみならず家族全体を視野に含め, 子育て家族を中心とする支援の心理的な継続性に十分配慮することの意義について論考を発表した。2018年3月にはフィンランドでの研究協議を行い、子育て家族支援に携る専門職向けの研修教材(動画を含む)の共同へと、さらなる研究の発展への方向性を得ることができた。
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